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ゴールデンウィーク前の中国の抗日デモを切っ掛けに
何か中国についての本を読んでみようと思いました。
政治的な内容の濃いものではなく、1990年代中頃から目覚しい
経済発展を遂げている中国の2002年時点のリポートです。
中国における主要貿易相手国の第一位は日本(2001年時)です。シェア17.2%もあります。
なのに中国人の意識の中にはほとんど日本人は存在していないようです。
ましてや日本人に対するイメージの中に『小さな民族、見下すべき小さな国』が
あるのです。反日感情ではなく侮日感情です。
歴史教育にも原因がありますし、何よりも常任理事国(戦勝国)として政治的な
切り札を持っていることも強いのではないでしょうか。
兎も角これからも中国は経済発展を続けていくでしょう。
経済的には一極集中主義ではなく上海、香港、北京、福建、東北三省
それぞれがオリジナリティをもった発展をしていることです。
EUのような連邦をイメージできます。
日本のように不良債権によって1つの企業が傾くと将棋倒しになってしまう
事はないでしょう。
ボーダレス経済においては地域がオリジナリティをもった経済活動を
行い、他国の経済地域とネットワークを繋ぐ事が必要です。