ホームのトヨタスタジアムで横浜マリノスと戦った名古屋グランパスは、0-4で完敗しました。
年に何度もないNHKのTV生中継を観ましたが、いくら首位にいるマリノスが相手でも、酷過ぎるゲーム内容でした。
これが本当にプロ同士の戦いなのかと、もう目を覆いたくなるようなグランの不出来…。
トヨタに応援に行っていたkenが帰ってきても、声が掛けられないほどでしたね。
まるで、ちょっとうまい中学生チームと強豪の高校生チームがやってるのかと思ってしまうほどでした。
縦横無尽にボールを通すマリノスに対して、グランのチェックは遅れに遅れ、というかボーっと突っ立っているような感じで、守備も攻撃もできない体たらく。
特に、トップにいる永井は矢鱈に走るだけで体力を消耗し、チームメイトに相手を指さして(多分あいつをカバーしろと指図してるんだろう)前に走るだけで自らが守備に入ろうとしても、5歩も10歩も遅れるばかり…。
彼が全く機能しないから、そのツケがMFやBKに周ってしまい、前線から守備が徐々に遅れていき、BKもフリーでドンドン寄せてくるマリノス攻撃陣に対応ができなくてゴールされるケースばかりが目立ちました。
それでも長谷川監督は何を考えてるのか、永井を最後まで後退させずに使い続け、永井の分まで走り回ったマテウスを早々に交代させました(永井がいると負傷あけのマテウスも大変だよね)。
後半、相馬らがピッチに入り、随分と攻守が機能するようになりましたが、若い選手は永井がピッチにいないような感じで、彼を無視してボールを回さず、攻め上がったりしてました。
永井がグランに戻って、その走力を生かしゴールしたのは最初だけ…。
監督は、そんな彼をどこまで信頼してるのか。
グランが「J1順位の真ん中ぐらいに位置してりゃ~いいんだ」とのフロントの意向でも働いてるような指揮を続けています。
グランのフロントなんて、ハナッから上位進出なんて考えていないんだろう。
外国人の融通の利かない監督をクビにして、なんでも言うことを聞きそうな日本人監督でお茶を濁してる感じがします。
シーズン中に何人かの選手がグランにやってきましたが、失礼ですが安くて歳の行った名ばかりの選手が多くて、なんだかチーム力が落ちたように感じます。
まあ、金を掛けずJ1から落ちなきゃ~トヨタの宣伝効果も落ちないだろうし、トヨタスタジアムが観客で埋まれば興業的にも問題ないというトヨタ流の商法にどこまでも引っ張られるチームに成り下がってしまったのですよ(まあ、元々だけどこの30年間)。
チームを信じて、必死で応援してるサポーターが可哀そうです。
あんなゲームを見せ付けられ、NHKの全国放送で情けない姿を晒す、そんなチームでも胸につけた「TOYOTA」のロゴさえ映し出されればOKだというトヨタの偉いさんのほくそ笑む顔が想像できて、身震いしてしまいます。