昨日行われたサッカー天皇杯決勝戦は、J2ヴァンフォーレ甲府とJ1サンフレッチェ広島の戦いでした。
ヴァンフォーレは、3回戦からJ1チームを撃破して決勝に進出、一方のサンフレッチェはJ1らしい戦いで勝ち進みました。
決勝戦は、実力から言えばサンフレッチェに分があるかと思いましたが、勢いに乗るヴァンフォーレが前半26分に見事なゴールを決めて、逃げきるかに見えました。
しかし、残りあと僅かの後半39分にサンフレッチェの川村が同点ゴールを決め、さらにヴァンフォーレの42歳山本が交代直後にハンドでPKになり、これをGKの河田が止めて延長戦に…。
この時、山本は「人生が終わった」と崩れ落ち、GK河田は「やりゃ~がったと思ったが、彼はずっと甲府を支えてきた。ここまで来たらタイトルを取らせてあげたい」とPKに臨んだそうです。
延長戦でも決着がつかず、PK合戦にもつれ込み、河田は3人目までずっと右に飛んでいましたが、4人目に左に飛んで唯一PKを阻む活躍を見せました。
このPK戦を見てたじいちゃんは、ずっと右に飛んでたから相手は絶対に左に蹴ると確信し、思わず『左に飛べ』と声を出したら左に飛んでPKを止めました。
じいちゃんもずっとGKやってたから、蹴る側の心理が何となく読めるんだよね。
その時のGK河田の心境は分かりませんが、これが彼の作戦だったのかもしれません。
一人止めれば、後は味方任せの運任せ…。
最後は、山本がゴールにけり込んで5-4!
河田の作戦は見事に成功し?、ヴァンフォーレは天皇杯を手にしました。
まさに、下克上の一戦!
ヴァンフォーレは、J2ながら来年のACLに出場するチャンスを掴みました。
ホームグランドは、ACL規定に合わないスタジアムだそうで、どっかのホームグランドを使用することになるそうです。
サポーターは、残念ながらホームグランドで応援することができません。
地方のチームは台所事情が厳しく、収容人数の少ないスタジアムしかなく、満足にサポーターに自分たちの戦いを見せることもできません。
そこへいくとグランパスの選手は何と恵まれていることか。
5万人収容のリーグトップクラスの豪華なトヨタスタジアムと現在改装中の瑞穂スタジアム(26年完成、収容人数3万人)の2拠点を持つという豪華さです。
そんなチームがJ1の中位辺りをウロツイテいては困ります。
もっと、自覚を持って戦いに挑んでくれないとサポーターも応援する企業も立つ瀬がありません。
今年はあと数試合で、これ以上浮上することはないでしょうから、来年に向けて十分な準備をして欲しいと思います。