中国共産党大会が閉会して、習近平氏が異例の3期目に突入するらしいです。
中国の歴代皇帝のように権力を習氏に集中させて、独裁政治を強固にしようということでしょうか。
そのために意見の合わない李首相らを退任させ、習氏側近ばかりで固めた最高指導部を形成するようです。
習氏の絶対的な地位と権威を意味する「二つの確立」(意味が分からんけど)が盛り込まれ、中国共産党の最高規範が採択され(この最高規範が中国憲法より上位にあるそうです)、権力の集中がさらに進みます。
習さんは、68歳になったら党役員を引退するというこれまでのお約束を破り、権力を自らに集中させて、どんな中国にしていくのか。
近隣諸国は、このある意味「中華思想の復活」に戦々恐々としています。
中国人は世界で最も優れているという今時不思議な思想を世界に見せ付けて、牛耳るつもりなんでしょうかね。
まあ、アメリカのやってることもほとんど変わりありませんが、救いなのは一応米政府が人権を無視するようなことをしてないぐらいでしょうか。
しかし、アメリカ社会では黒人差別がいまだに残っているようだし、白人対有色人種の争いが絶えないようです。
習さんもプーチンさんと同じように、民主主義が蔓延る世界に不安を抱いているんでしょう。
だから、できるだけ領土を広げて自分に被害が及ばないように(国境から遠く離れたモスクワや北京にいる)頑張っているのかもしれません。
最高指導者の任を解かれれば、これまでのやりように不満を抱く新任者から弾圧を受けて、下手すりゃ~死刑になる可能性もあるんだから…。
これから長い習政権が続く可能性もある中国で一体何が起こるのか、そして我が国はそれに巻き込まれてどうなってしまうのか。
凄く心配です。
韓国では、例によって前政権の粛清?が始まったようで、何人かの前政権関係者が逮捕されています。
韓国も本当にオカシな国ですなぁ~。
日本でも同じような収賄事件などがあるはずですが、自民党政権が続く限り闇に葬られているし、例え野党政権が発足しても議員内閣制では、前政権関係者に中々手を出せません。
そういう意味では、韓国の政権交代の方が健全なんでしょうか。
大体、日本で政治家になろうなんて輩は代々政治家の家系か、よほどのモノ好きなんでしょう。
人を引っ張る力に自信があるのか、それとも担ぎ出されて立候補するのか。
選挙に勝つことが至上命令の自民党候補者は、それが怖くて選挙協力を申し出る利権目当ての悪人に思わず寄り添うような姿勢を見せ、旧統一教会のような恐ろしい宗教団体にも同調してしまうんでしょう。
その最高峰に安倍晋三という大きな力が働いていたことも見逃せません。
彼のお蔭で、日本はいま低落の一途を辿り、今に生きる国民が悲鳴を上げてるのは、この結果を見ずに死んでしまった彼の失政があるからです。
じいちゃんは、そんな安倍さんに「早く死んじゃって、良かったね。非難を浴びずに済んだから…。国葬までやってもらって」とエールを送りたい気分です。