臨時国会が始まり、首相の施政方針演説が行われました。
自公の与党側の議員たちは、それなりに評価しているようですが、野党側からは批判の声が上がっています。
まあ、当然といえば当然でしょう。
コロナ対策に、経済対策、ロシアのウクライナ侵攻や北朝鮮問題、旧統一教会問題などなど、政権を取り巻く環境は芳しくありません。
岸田内閣が発足して1年、昨秋の衆議院議員選挙では圧勝したものの、当初の岸田さんの方針は尻つぼみ、安倍さんの銃撃死による国葬問題で国民は分断されて、支持率を大きく減らしてしまいました。
どこがいけなかったんでしょうか。
一つめは、「国民の声をシッカリ聞く」と話してたのに、国葬ではまったく国民の声を聞かずに強行してしまいました。
二つめは、所得倍増なんて言ってたのに、いつの間にか資産倍増に変化し、国民の虎の子の預金を投資に回すような計画を立てています。
三つめは、中国や北朝鮮、ロシアなど日本の隣国への恐怖から、米国との同盟を深め、軍事大国への道を突き進んでいること。
数え上げれば切がありませんが、国民の声を聞くどころか、安倍政治の踏襲を深めるばかりで何の目新しさも感じません。
昨日も北朝鮮から発射されたミサイルが日本の上空を横切るという事件が起きました。
岸田さんは「北朝鮮は許せない。厳重に抗議する」と言ってますが、韓国や米国と協議するだけで、北朝鮮と直接対話することもありません。
抗議するなら、直接やればいい。
拉致被害者問題だって、安倍さんの時は仲の良かったトランプさんに頼ってばかりだったし、岸田さんはバイデンさん頼みに終始し、外交ルートを使って話し合っていると何の解決法も見つからない交渉?を繰り返しているようです(ホンマにやっとるのか?)。
拉致被害者を本当に帰国させようと思っているなら、米国や韓国とは違う方針で取り組まなきゃ~ダメでしょう。
彼らの顔色を伺いながら国際社会と連携して何て言ってる間に親たちは亡くなってしまいます。
「北朝鮮に拉致被害者を本気で返そう」と思わせるには、彼の国への経済援助をするしかありません。
その資金がミサイル開発や核開発に使われるからヤメロと同盟国は言うでしょうが、本気で拉致被害者の帰国を考えるなら、そんなのホットイテやるしかありません。
実際のところ、同盟国の反対を押し切って、そんなことできないと考えてるのが日本の政治家たちです。
国民受けするから「拉致被害者全員の帰国」という大方針は外せませんが、内心ではそんなことどうでもいいと考えてるのが本音でしょう。
後、十年もすれば親は死に絶えて、大きな声を上げる人も少なくなり、いつの間にかその声は聞こえなくなると思ってるんでしょうね。
メンドクサイ北朝鮮との諍いを避け、同盟国アメリカの陰に隠れていれば中国との関係もいつかは改善されるだろうと…。
まずは、早く習さんがいなくならんかと思ってるぐらいが関の山でしょうね。