朝刊によると、共同通信の世論調査で岸田内閣の支持率が前回調査より5.2ポイント下がって35％になったとか。
まあ、最近の岸田さんの言動を見れば、それは致し方ないことだろうと感じます。
旧統一教会絡みの調査を逃げ回っているとしか見えない細田衆院議長の説明には、不十分と答えた人が87％もいました。
1回目は紙ペラ1枚、2回目も2枚で、国会の委員会での答弁（与党と野党議員の代表に狭い部屋で説明したが）や記者会見もないことから、どう見ても国民の前で説明する気はなく、説明不十分と感じた人は多いでしょう。
問題は、自民党が調査した旧統一教会との関係が単純に会合に出席したとか、会合で挨拶したとか、電報を打ったとか、会費を払ったとかではなく、選挙応援などを通して、国政にどれだけ蔓延っていたかという政治活動的な問題です。
かの教団が主張する教義に引きずられて、安倍さんが主導してきた安倍派の議員たちに充満してる古い体質の家族の形を復活させる問題をはじめ、LGBTに関して否定的な態度をとり、女性の社会進出を阻み？、マイノリティの人たちを「気持ち悪い」などと発していることです。
大派閥の安倍派議員のある種の「強いものには巻かれろ」主義ということでしょうが、妄信的に従っているのなら、それはそれで問題です。
そんなこんなが透けて見えて、国会の議論もなく安倍さんの国葬を強行したり、コロナ対策や経済対策でも、なんだかこれまでと同じような政策ばかりで実効性も限定されてると国民は不満顔です。
国会議員の間では、国葬についての議論を深め法律を整備するべきだという声が上がっていますが、国葬なんて一体誰のためにするものなのでしょうか。
戦後の国葬なんて吉田茂さんと安倍さんだけ…。
国葬は政治家のために行うもんだということを国会議員が決めるのか？
大体、吉田さんも安倍さんも、その政策に反対する人は多かったはず…。
そんな政治家の葬儀を国民がみんな良しとしないのは当たり前で、政治家の国葬はナシという法律を作って欲しいもんです。
かといって、五輪で3連覇、4連覇したスポーツの英雄を国葬にするのもオカシイし、ノーベル賞を受賞した研究者の国葬もヘンだし…。
つまり、「国葬をやる」なんていう制度を作らなくても、「国葬はやらない」という法律を作った方が現実的です。
政治家の葬儀は、各政党や長く首相を務めた人なら内閣が行ってもいい（政党および内閣葬ならギリギリ許す）。
でも、国葬にして賛成派も反対派も一律に喪に服せというのはオカシイでしょう。
もちろん、国民感情として亡くなった方の霊に手を合わせるのは当たり前で、強制的に国が主導して何月何日にみんなで葬送しようというのはどうも納得がいきません。
葬送の現場に立ち会って手を合わせたい人は行けばいいし、TVの前で手を合わせるのも自由です。
それが民主主義の国の形でしょう。
岸田さんも安倍さんの国葬と旧統一教会問題でミソをつけ、支持率をさらに落としてしまいましたが、今のままでは浮上することは無理でしょうね。
よほど、大きな賭けに出ないと岸田内閣は、近いうちに崩壊してしまうでしょう。
F1レースを見て、喜んでる場合じゃないでしょうに！
