また年末セールの季節ですねー。
今のデジカメは4年以上前の富士フィルム社製Finepix A310です。特に大きな不満はないものの、使用は屋外中心で、何度も雨の中で使っているせいかどうも時々画像がおかしくなってしまうことがあります。
最近息子が頻繁に持ち出すこともあり、そろそろもう一台買おうかと思ってます。で、まずはいろいろ見比べて研究しようと、先日とりあえず駅前のN電機に行きました。
カタログを手にいくつかいじっていると、珍しく店員さんが声をかけてきました。売り場に出ている店員の数は少ないので、普段は向こうから声をかけてくることはまずないんですが。
「ヒマなのかなー」と思いつつ、まあとりあえず一通り説明を聞こうかと、「どの辺がお勧めですかねー」と聞いてみました。
すると、30歳前後とおぼしきその男性店員さん、いきなり「この子は...」、「ここにいるのが...」とカメラを人称扱いで解説を始めました。女性では時々物を「この子」呼びする人はいますが、男性では始めて見ました。
ぬいぐるみなどのおもちゃや、せめて食べ物などならまだわからなくもないんですが、さすがにデジカメはちょっと違和感がありました。そういえば見たときから何となく雰囲気的にオタッキーだな、という感じはあったのですが。
でもこの店員さん、さすがにオタクだけあって商品に愛着が強く、普通の店員さんよりはるかに知識が豊富で、解説を始めたら止まらなくなってしまいました。
まあ商品のことを聞いても何にも知らない店員よりはずっとマシか、と思って違和感は感じつつも長々と各社製品群の解説を拝聴しました。
店員さんはひとしきり講釈をした後、私の持っていたカタログを指しながらさらに解説してくれました。実物を持って「この子はもう少し後ろのページにいるはず...」と言うので、ぱらぱらとページをめくっていくと、その機種がみつかりました。
その瞬間私は思わず、「あ、いたいた」と言ってしまい、おのれの発した言葉のおぞましさに一瞬背筋が凍りつきました。
長々と講釈を聞いているうちに、つい私のあまり性能のよくない頭脳コンピュータが同調してしまったようです。それ以来、一度頭にインプットされた言い回しが何かの折にふと出てしまうんではないかとずっと気になっています。英語がこういう具合に行ったら苦労はないんですがねえ。
格言:「気をつけよう、オタク言葉はうつります」