オーディオ再開!レコードで音楽を楽しもう

オーディオ、シアター、ゴルフ、etcみんな中途半端な趣味だった、もう一度このブログと共にオーディオを再開!

音と音楽の関係性について

2023年10月12日 14時04分58秒 | オーディオ

以前ある演奏家の方に「良い音楽」の定義とは何かを聞くと

 

音の良い楽器を使って、その楽器を意のままに良い演奏が出来て

聴衆の感動が伝わった時」かな~、と言われました

なるほど

 

 

また、ある記事で有名な指揮者の方に「良い演奏」とは何か?、との質問に

水と油のような関係の演奏者から実力を引き出し、良い音を奏で

初めて聞いた方が「感動する」演奏、と書かれていました

 

 

なるほど、操るものは違っても、演奏する側の方が共に求めるものは

「聴きての感動」なんですね

 

当然、作曲や作詞される方も同じ思いで作っていると思います

 

 

当然オーディオマニアと云われる我々も

レコードやCDを操り「感動を得る」為に音楽を聴いています

 

演奏や指揮をしないオーディオマニアが良い音を求めると、良い演奏だけでなく

良い録音がされたソフトと、良い再生装置が必要となります

 

良い音を奏でるには、再生オーディオの我々の方がハードルが高いようですね

 

 

演奏者も、指揮者も、オーディオマニアも

基本は「良い音で」音楽を奏で、「感動を得る」事だと思いますが

・・・・・・・・、

 

 

 

演奏も指揮も作曲もしない私が、あれこれとブログやfacebookに投稿すると

たんにオーディオマニアの「音」についての投稿とみなされ

ある「一定の方々」から返ってくる「お決まりの言葉」が有ります

 

 

お前は「音を聴いているので」で「音楽がわからない」奴だ

そんな言葉を返されます

 

 

先日もストーカーのように纏わりついてきた輩も、音の議論が詰まると

「音楽知らずに音ばかり 笑っちゃう」とか

 

音の笑点とかいうBOROケーブル店主も

「音は良いかもしれないが、まるで指揮者のいないオーケストラのようだ」とか

 

リアル〇×工房の店主からは

「生演奏を前の席で聴く方で話が通じる、最近のオーディオマニアとは違う」

 

アンプを造られる方からは「音ばかり聞いているから、音楽が消えてしまう」

「日本人と欧米人は聴き方が違う、欧米人は音楽を聴くが、日本人は音だけを聞く」

 

また、独自の考えで連ねたスピーカーを作る方は

我がスピーカーはオーディオマニアの方からは「きついといって敬遠される」

しかし一方で、音ではなく演奏を聴く方には愛される、

 

果ては

「オーディオマニアは聴き方が違うから、音楽性に優れたスピーカーは理解できない」

と書き込こみが有りましたが

 

 

 

さてさて、音楽家が良い音を求めるのは当然なようだが

オーディオマニアが良い音を求めると

 

 

「音楽」からは、離れていくと思われているようですが

それは何故なのでしょうか?

 

最も、これらの書き込みをしてくるのは、殆どがオーディオ業界の方々で

ご自分の製品を否定された時の、お決まりの文句にも思えますが

 

 

「音と音楽」の関係を最近ちょっと考えていたのですが

先日、オーディオ合宿を行い、大先輩方がこの議題についても論議していました

 

要は、楽器で良い音を奏でるのと

オーディオ機器で、「電気的に良く聞こえる音を造る」のは確かに別物のようですね

 

 

 

「自然」な音色で鳴り響く様々な楽器

 

その原音を「拾い、圧縮や補正・修正し、信号として記録」した場合

 

それを、再び空気振動により「音」に戻す時には

もう「自然」は存在しないのですね

 

 

機械的に疑似的に作為的に「造られた音」で再生するしかない

 

一例で、自然のまま再生すると高域が先に聞こえたりすると

人はそれを「煩い音」と判断する場合が多く

 

その為、アンプを造る方は周波数特性を変化させて、

低域がチョット先に聞こえるようにするにはどうしたらいいかと考え音を造り

 

スピーカーを造る方々も同じような事を考えて「音を」作っているようです

 

なるほど空気振動を捉え電気信号に変え更に別の素材で空気振動に変える

これはコピーした音ではなく、確かに造られた音ですよね

 

 

しかも、先日も書きましたがスピーカーの構造上振動するコイル振動板は非接触で動いています

人がおもいっきり叩く太鼓等の打楽器を再現するのは、どう考えても無理な事です

 

振動板は打楽器のように叩けませんからね

しかし、あくまで疑似的な音ですが前回書いた

 

軽い振動板と強力な磁力と透磁率の高い磁場&金属ホーンで

「打楽器の演奏を彷彿する音は出来る」私はと思っています

 

 

結局、生音を再現することは出来ませんが

技術や鳴らす方の努力で「生音を彷彿するサウンドを奏でる」ことは出来ると思っています

 

 

演奏者や指揮者、作曲者が聴く人を感動させようと作り上げた「音楽」

それを「より良い音」で再生するオーディオ

 

演奏する側も、再生する側もどちらにも求められれるのが

「経験と努力と感性」だと思います

 

この「感性」ですが測定器の多用は「オーディオ感性を鈍く」させます

機器の進化は、能力の退化だと思っています

 

電話番号も地図も覚える必要が無くなりました

 

 

オーディオも便利な測定器と補正する機器で簡単に調整出来るようになりましたが

そんな「測定器でバッチリ完璧に補正しました」と云われるお宅で素晴らしい音楽を聴いた事は有りません

私が、素晴らしいと「感動したオーディオサウンド」は

 

オーナーの感性が豊かに反映され、オーナーの意を持って設置されたオーディオ機器のみです

 

 

 

音楽を「生でも」「オーディオ再生でも」「良い音で奏で」

聴く人を「感動」させる、その目的は同じだと思います

 

 

楽器やオーディオ機器、使うモノは違っても

「経験と努力と感性で」

聴く人を感動させる

 

私は音楽マニアもオーディオマニアも

良い音を求めるのは当然だと思っています

 

 

 

追伸、これは偏見かもしれませんが

私に「おまえは音楽が分かっていない、お前は音に拘り過ぎだ」

と書いてく人ほど音に拘っているようにも感じます(笑)