今朝の「特ダネ」の教育特集において新しい道徳教育の方法、「モラルディレンマ」という手法を取り上げていた。
この手法はこれまでの道徳教育のように守るべき道徳を提示して、覚えさせるのではなく、ディレンマが生じるようなシチュエーションを提示して、考えさせるという手法であるようだ。
ポッ、ポッ…ポッ、ポッポストッモダーン!!!!!じゃ無いか!!!これは。リオタールが『はっきり言えば』で倫理・道徳の分野での提言、ポストモダンの「大きな物語」が衰退した世界ではカオスが訪れるとした保守的な知識人への反論というか、「ケース・バイ・ケース」で対応できると言う主張にまんまとリンクしている。
ただまだいまいちよく分からないのは「構造」を否定しているはずのポストモダンではあるのだけれど、リオタールなんかが唱えているポストモダンの考え方をみると現実とリンクしている。物事の裏に必ずあるという構造を否定したはずのポストモダンも結局は「構造」になっているとか考えちゃう。
本当はこんなこと悩むことなんだろうか。僕が頭悪すぎなだけだろう。どうしようか、頭の中でもやもやが…
松柏社発行の『ポストモダニズムとは何か』を読んでいたらそう思ったのです。ちょっと興奮してしまった。