テニス界の絶対王者、ノバク・ジュコビッチ選手の自伝的食生活の一冊
世界のトップアスリートが何を食べているのか?
長男のアレルギー対策に。
そんな興味から手にした本
・パンやパスタなどの小麦を止める。
・砂糖の摂取も止める
・甘味料や添加物の摂取も。
現在の食生活に一石を投じてます。
「グルテン不耐症」のジュコビッチ選手
小麦粉に含まれるグルテンによりぜんそくの発作などで苦しめられました
それは試合中にも起こり、棄権することも
それに気づき、麦製品を取らない「グルテンフリー」に
そして乳製品にもアレルギーがあり、食生活を変えることで今の強さを手に入れた様子が書かれています。
正直なところ、食物アレルギーについて甘く見ていました。
小麦粉に含まれるグルテンが、こんなに影響を及ぼしているとは。
サッカーのメッシ選手も、グルテンフリー。
身体の切れが良くなったらしいので、試してみる価値があるかなと思います。
グルテンフリーで体が変わるなら、本当に価値ある一冊になり、糖質制限もそうですが食文化を変える革命になるかもしれません。
〇食事の内容は
朝、昼 : エネルギーに転換されやすいもの
・グルテンフリーの炭水化物、フルーツ
夜 : 体の修復に必要なたんぱく質
私自身、ケトジェニック(糖質制限)を少し取り入れているので、同じようかなと思いましたが、
昼食ではしっかりグルテンフリーのパスタなどを食べているようです。
運動量が凄いのに、意外と少ないなと印象を受けました。
以前は動いた分だけ、サプリなども多く摂っていたようですが。
驚いたのは、現在の食事内容が克明に書かれていること
これはライバルを強くすることになるのでは・・・
という私みたいな小さな人ではないのですね
〇理想的な食事は何だろう?
「あなたの肉体は私の全く違う。
指紋を見れば分かるだろう?
最高の食事は何か? 人それぞれだよ(P32)」
彼は「自分と向き合う」ということを大変重要視しています。
トレーニングはもちろん、食事でも、精神的な部分でも。
そして食べた後の体の反応をしっかり感じることで「自分に合っている食」を見つけられる。
ということなのでしょう。
けど何が良いのか答えがほしいし試したい!
と思ってしまう。
彼が試しているのは、食べる時に
1)ゆっくり
2)体に明確な指示(なぜこの食品が必要か)
3)前向きに
4)質(オーガニック)
を心がけています(P133)。
1~3はすぐに出来そうですね!
食事中のテレビはやめようと思った
〇食事をしてから出る体の反応(P130)
1、眠くなる
2、頭痛
3、消化不良
など
不快な症状は食べたものが合っていない代償
私も年齢とともに欲するものに変化が出ています。
また、糖分や揚げ物などの油(特に時間がたったもの)は消化しないのがわかります。
時間がたっても胃の中にある感じ・・・
だるさや眠気も。
○「血糖は臓器を腐食してしまう(P100)」
腐食というとショッキングだが、確かに神経障害や代謝異常になるのは事実です。
壊疽や目の障害、しびれなどなど・・・
精神的にも不安定になります。
私も糖質を控えて2年目になりますが、紆余曲折はあったものの体の動きは良くなっています。
〇化学薬品は体重をUPしろと指示をする(P127)
わかる気がする・・・
人工的なものは飽きるし味覚がおかしくなる。そして食欲も・・・
できるだけ自然でオーガニック
サプリ系も最小限
他の派手な?トッププレーヤーとは何か違う雰囲気を醸し出しているなと感じましたが
(往年の名プレーヤー、イワン・レンドルみたいなストイックさ、近寄りがたさ・・・みたいな感じですかね)
彼の動きは、素早いのはもちろん、柔軟性と力強さがあり、完璧できれいすぎて面白くないなと感じていた。
その理由がこの本で分かった気がします。
プレーだけでなく、肉体、人として無駄がなくキレイなのだと思う。
人間的に素晴らしい方の名著ですね。
仕事がら、「健康」にプラスになること=「人生をよくすること」
と思っていますが、本人の経験を元に、自分の変化をすべての人にわかりやすく実践できることがたくさん書いてあります。
巻末にはレシピや食材の解説も付いていて、大変参考になります。
また彼もウオーミングアップに取り入れている「ダイナミック・ストレッチ」も紹介されています。
本ではわかりにくい人は解説動画をアップした人がいますので参考に
(https://www.youtube.com/watch?v=lqokEAiy9sQ)
スポーツをされている人はもちろん、一般の方にも十分参考になります。
試してみてください