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いま売れているこの本を読んだ。
タイトルからして惹かれるし、試し読みもして面白かったので購入した。電子書籍でも販売されているが、長男、カミさんにも読んで欲しいと思い、あえて紙の本にした。
読み易く、サラッと読めるが、内容があるものであった。ここで改めて考えたのが、タイトルにもあるように、大学受験についてである。
大学受験ほどくだらないものはない。それは、試験に受かるためのいっ時の詰め込み学習は意味がない作業だと思っていたからである。しかし、これを読んで少し考えを改めた。大学受験もよいものではないかと。
この本に出てくるのだが、主人公が小論文の対策のためにいくつもの時事問題に関する評論を読み、考えをまとめる練習をする。この練習は学校の授業ではなかなかやらない。しかし、これをやることで読解力が高められる。また、自分の意見をまとめる勉強というのも大事である。
学生はなかなか自主的には評論文など読まない。試験対策とはいえ、普段読まないそのような文章に数多く接することは、この後大学に入って、また社会に出てからプラスになるのではないか。
小難しい、受験の時しか使わない"テクニック"をもってしか解けない問題が出題される試験。そんな試験のための勉強なんてナンセンスだ!と思っていた僕にとっては、この小論文に対する学習方法などついては、学生にとって身になるものではないかと思ったわけである。
この本の主人公は、もともと大学の附属中学に受験して入った子なので、勉強をやろうとする下地ができている。だからこのようなサクセスストーリーができたのだと思うのだが。
ああ、上手く説明できないなぁ。文章をまとめる能力ないなぁ。
一読する価値はある本、と思う。