ABE GUITARS

ギター・ウクレレ制作
フレット楽器全般 修理調整

Greven J ネック取り外し

2009年04月18日 | ネック関連
指板を剥がしたグレーベンは、ネック取り外しに進みます。

エスプレッソメーカーを使って蒸気を作ります。珈琲を作るわけではありません。


ジョイント部にスチームノズルを挿入し、蒸気を入れて


ヒールを軽く叩くと


外れました。


ドブテイル加工の時は通常、薄い木片を使って前後左右の角度の微調整を行いますが、このグレーベンでは写真のように厚紙が使われています。以前から「グレーベンは厚紙でドブテイル調整をしている」と噂で聞いてはいましたが、本当でした…。


「厚紙だからグレーベンの音がするんじゃないの?」という意見も聞きました。でも、ここだけで音が決まるわけではないので、それは冗談混じりの極論です。音がどうこうは別として、木工加工という次元で考えて、調整に何故木片ではなく厚紙を使っているのかは、本人のみぞ知る、です。

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