読み上げてくれる本を音楽のように聞いて楽しむサービスであるamazon audible
ながらで本を読めるというのはいかがなものか、3ヶ月無料キャンペーンを試しに利用してみることにした。
← iPhoneアプリの動作中画面
契約すると毎月与えられる1コインで本を一冊購入できるらしく
僕は芥川賞受賞作”推し燃ゆ”を購入することにした。
無料でこの本を手に入れられることを知ったので試してみたと言っていい。
web上のaudibleページで購入(コインで交換)し、amazon audibleアプリをiPhoneにインストール&ログイン
アプリに購入した作品が表示されるのでタップすると再生が開始される。
玉城ティナという方がこの本を朗読してくれるらしい
聞いたことある名だなと調べてみると女優さんのようだ。
総朗読時間は3時間半とのこと。その時間で一冊終われるのかとなんとなくびっくり。もっとかかるのかと思った。
再生ボタンを押すと抑揚のあまりない声が一定のスピードで話を進める
なんだかスーパーマリオの世界に身を置かされたような強制スクロール感
僕は頭が良くないので本を読み始めると人物等をノートに書き取り相関関係図を作る習慣があるのだけれどそんなことをしてる暇はない(再生を止めることはできるけど、ながらで聞いているので)
だから人物像など特徴的なフレーズが出てきたら気をつけて頭に留め脳内で相関関係図を作るのに忙しいのに、物語は留まることなく進んでいくからそっちも追わないといけないし、けっこう忙しいな
どこからセリフが始まったのだろう、とか、どこで章が区切られたんだろう、とか、目で分かってた事が分かりにくく当初はデメリットばかりが目に(耳に)ついた。
入ってくる情報を頭に思い浮かべるのは易いけれど、それはそれで集中力が必要なので大変なときもある。
運転に集中したらすぐ聞き流しちゃうし、かと言って朗読に集中する訳にもいかんし、運転しながら聞くには物語は適してないかな
昨晩は仕事上がりにランニングをしながら聞いてみると、景色を楽しむでもなくただただ走る夜ランニングでは聞き取りに集中できるので時間泥棒的名働きをしてくれ30分が意外に早く終わってしてしまった。
肉体とのコミュニケーションが必要ないような強度が低い運動には相性が良いのかな
最近は音楽を聞くのにも飽きてきていたので良い時間の使い方だと嬉しい発見だった
朗読のペースに慣れてくるとこれはこれで快適で、まるでひな鳥が口を開けてるだけで親鳥から餌を与えてもらえるように、耳さえ澄ましていれば物語がどんどんと頭に流れ込んでくる
この物語は登場人物や設定が割とシンプルで一度フレームを構築できれば読み上げられるスピードに順応して物語を味わうことが出来た。
この作者さんは描写が見事で表現からイメージがどんどん浮かんできて楽しい。
本を読むに適さない明るさの落ち着いた部屋でゆっくり酒を舐めながら物語を聴くのもよし
個人的には指でページを捲りながら文字を目で追っていく事が好きだけれど、これはこれでアリかなと思った。
継続して利用するかどうか、後2冊ほど愉しませてもらって検討しよう
https://www.amazon.co.jp/hz/audible/mlp?_encoding=UTF8&ref_=nav_em_adbl_nav_sl_link1_0_2_9_2