かれこれ10年以上はマッキントッシュのコートを愛用している。
ちっとも暖かくない。とっても寒い。
かといって中途半端に寒い日に着ると汗だくになってしまうという”お洒落は我慢”を地で行く素敵なブランドだ。
そもそもが雨合羽でるため通気性がいいはずはなく、脇の下に通風孔があるくらいなんだからよっぽど悪いのだろう。
でもいいんです。グローブトロッターと合わせてイギリスコンビがお気に入り。もう英国車乗りではないけれど。
僕のは確かヒステリックグラマーとのコラボモデルで外はシンプルな黒&内側は紫の内貼りでちょっとした遊びが気に入り清水の舞台から飛び降りたのだ。
といっても当時のマッキントッシュはセールでちょっと安くなったんだったっけか確か7万円台。
現在は15万円を超えてきてるみたいで「こんな温かくもない雨合羽に15万円だなんて信じられないわ。でもお洒落だもんなぁ」というのが正直なところ。
八木通商がマッキントッシュジャパンとしてインポート業務を行っており、青山に唯一のフラッグシップショップを構えるほか、全国各地の有名セレクトショップで従来通りの販売を行っているようだ。
2006年からはトラディナショナルウェザーというマッキントシュの格下ブランドをスタートさせており、マッキントッシュ青山の地下に店舗を構えている。
そこには見た目まんまのやつが6万円台で売ってるのを見かけた。
マッキントッシュとの違いは生地の貼り付けに天然ゴムを用いていないため防水性が確保できないのだという。
今どきコートきて傘を差さないクラシックな人間が雨天下を闊歩しているわけでもなく、防水性なんて機能は必要と思わない。
いいじゃないかトラディショナルウェザー。
話はそれたがマッキントッシュのコートは補修が効く。
グローブトロッターの鞄叱り、英国物は修理して長く使うことができるので本当にありがたいと思う。
昔はマッキントッシュのクリーニングの際にカラキヤさんというお店をヴァルカナイスのスタッフさんに教えてもらったことがあるが、今はどうなっているのだろう?
東京を訪ねた際、恵比寿ガーデンプレイスの三越にマッキントシュフィロソフィーを発見したので質問をしてみた。
「ウチじゃありません」で終了。
どうした三陽商会。
バーバーリーブラックレーベルを失いマッキントッシュをメインブランドに据えてるクセにマッキントッシュは扱えず得意のライセンス物で勝負を挑んでいるようで、
マッキントッシュなのにゴム引きは扱ってませんだなんて、ウナギ料理店にウナギを食いに行って養殖オンリーですといわれるガッカリレベルだ。
マッキントッシュ青山に赴きコートの補修に関して問い合わせてみると快く教えてくださった。
現在は仙台にあるラヴァレックスでクリーニングやリペアをお願いできるらしい。
(カラキヤも引き続き営業を行っているようだがリペアの充実度はラヴァトレックスの方が上という雰囲気)
オーダーシート一式を頂くことができたため、家に戻ってから依頼に取り掛かった。
クリーニングから始まり様々なリペアメニューが用意されている。
症状がひどい場合は英国に送って治して4か月の渡英旅行までこなすらしい。
ガッツリメニュー
コートを送り、何日かたった今日、ラヴァトレックスからメールが来た。
まずは見積もりに1週間~10日はかかる
そして作業完了には40日
しかし最近は着ている人間が退化しており冬に備えてデュペチカとヘルノのダウンコートに全幅の信頼を寄せてしまっているため全く問題なかったりする。
綺麗になって帰ってこいよ~