お友達におすすめされて手に取った一冊。
アマゾンにて本体1円+送料257円。
1円て…
脳内で化学物質が異常分泌される病気を持つたっくん、まだ幼い祐司を遺しアーカイブ星に旅立っていった澪
生前の彼らとの約束を守り、雨の季節と共に帰ってきた…。
幸せの基準は人それぞれ。相手を思うからこそ自らは退き相手の幸せを願う人の想い。
目の前に待ち構えているものが一見辛いものであろうとも一途に前に進む人の想い。
出会いには早かれ遅かれ終わりはやってくる。それがたとえそして短く、苦しいものであったとしても得られる幸せは他に代え難いものとなりうる。
最終的に幸せだと感じれる人は素敵だと思う。
干からび荒廃した地に降り注ぐ慈雨のような物語。
本に感動したし、お友達が観たのは映画版とのことだったので、続いて映画版も鑑賞した。iTunesでレンタル400円
小説は小説の良さ、映画は映画の良さがある。
個人的にどっちが好きかと言われれば、この作品に限らず僕は活字が好きだ。
総じて豊かだから。繊細で美しい日本語で紡がれる世界をいっぱいに愉しめるし、作者の想いがそのまま伝わってくる。
映画はだいたいが2時間くらいの枠に収まるように造られているような感じで、色々と端折られるところが少々気になる。
加筆修正もあるし。
しかし魅力的なのは圧倒的な映像美。鮮やかで、視覚的な感動を味わうことができる。
だから別々のバージョンとして、一粒で二度美味しい感覚で鑑賞し、二度感動を味わうことができた。
澪役の竹内結子が若すぎる…と思ったら制作が2004年。そんなに前の作品だったのか…