feel.

レンズを通してみえたもの。感じたこと。

ライカが人生に仲間入り。

いま、会いにゆきます.

2017年06月30日 | 観たもの読んだもの

お友達におすすめされて手に取った一冊。

アマゾンにて本体1円+送料257円。

1円て…



脳内で化学物質が異常分泌される病気を持つたっくん、まだ幼い祐司を遺しアーカイブ星に旅立っていった澪

生前の彼らとの約束を守り、雨の季節と共に帰ってきた…。

幸せの基準は人それぞれ。相手を思うからこそ自らは退き相手の幸せを願う人の想い。

目の前に待ち構えているものが一見辛いものであろうとも一途に前に進む人の想い。

出会いには早かれ遅かれ終わりはやってくる。それがたとえそして短く、苦しいものであったとしても得られる幸せは他に代え難いものとなりうる。

最終的に幸せだと感じれる人は素敵だと思う。

干からび荒廃した地に降り注ぐ慈雨のような物語。



本に感動したし、お友達が観たのは映画版とのことだったので、続いて映画版も鑑賞した。iTunesでレンタル400円

小説は小説の良さ、映画は映画の良さがある。

個人的にどっちが好きかと言われれば、この作品に限らず僕は活字が好きだ。

総じて豊かだから。繊細で美しい日本語で紡がれる世界をいっぱいに愉しめるし、作者の想いがそのまま伝わってくる。



映画はだいたいが2時間くらいの枠に収まるように造られているような感じで、色々と端折られるところが少々気になる。

加筆修正もあるし。

しかし魅力的なのは圧倒的な映像美。鮮やかで、視覚的な感動を味わうことができる。


だから別々のバージョンとして、一粒で二度美味しい感覚で鑑賞し、二度感動を味わうことができた。

澪役の竹内結子が若すぎる…と思ったら制作が2004年。そんなに前の作品だったのか…

Icecrystal.

2017年06月22日 | 観たもの読んだもの
ウチに出入りしてくれてるワイン業者のピーロートさんは関西空港や新千歳空港などにワインバーを出店している。

そしてグランドフロント大阪北館にも。


電車で大阪に出かけた際は時々ここのワインバーに立ち寄ることがある。

ここの面白いところは無料でワインを試飲をさせてくれること

この日はカベルネ・ソーヴィニヨンで作ったアイスワインを飲ませてくださった。

ハンガリーに畑を持っており、非常に個性的な赤ワインを造っているのは知っていたが、その特別バージョンなのだそうだ。

赤いアイスワインはなにより目に新しい。キリッと冷えて渋みはなく、スッキリ甘くて美味しい。

これからの季節にもあっているし、面白いから購入することにした。(策略にハマる)

ただし買うとなると最低でも3本セットで買わねばいかんところは商売としてはやり方がちと古いのだよね~

本当に美味しかったり面白かったりで、3度飲む機会を作っても勿体なくないワインを買うことがあるくらいかな

1本ずつで値段をまとめればオッケーにしてくれたらもっと買うのにな。

神の雫で出たらしい(漫画は最上級グレードだそうだが)ハイツセラー。流行に乗らないいぶし銀の旨さ。これはグラスワインでオーダーしたやつ

星野源CONTINUES ツアー in アスティ徳島.

2017年06月16日 | 観たもの読んだもの
日曜日は海を渡って徳島へ行ってきた。

目的地が徳島港フェリー乗り場から5kmしか離れていない所であったので、車には和歌山のフェリー乗り場でお留守番をしてもらい、チャリと一緒におでかけ。

車の運搬料は往復2万円だが、自転車なら1400円プラスフェリー乗り場の駐車場が1日500円。約1/10になったので随分なコスト削減効果だ。

車やバイクと共に並びチャリでフェリーに乗り入れる様は我ながらシュールだ。笑





徳島に到着したら

まずはギガなバーガーで燃料をチャージ

13時グッズ販売、15時開場、17時開演というスケジュールでありながら11時30分に到着

現地では既にコンサートシャツやら恋ダンスのダンサーさんっぽい衣装を纏った女の子が溢れていた。

参考資料



待って待ってひたすら待って(読書してたから長かったイメージはあまりないけど)遂に始まったコンサート。

ツアー最小の箱ということで何処にいても肉眼で楽しめるほどの距離

今回は2階席の前から三列目で、目の前の障害物はないし下手なホールのアリーナよりよっぽどいい。

ラジオで喋っている彼そのままにナチュラルな雰囲気を纏う星野源。

でも緊張はしていたみたいで若干とちったりしてるところが微笑ましい。

音楽を楽しんでるよ!という心意気が存分に伝わってくる

それでいて自身はメンバーの一員として進行やスタッフへの気遣いにも気を配っておられるのが素敵だ。

ダンサーが入る後半からは勢いがすごくって、”恋”が始まった時の一体感といったら。

みんな”待ってました!”と言わんばかりに踊る踊る踊る

ステージで踊るイレブンプレイの女の子たちのダンスがMVそのまんまのキレキレ具合で楽しすぎる。

恋、SUN、時よ、Friend ship

好きな曲は全て歌ってくれ、目一杯楽しませていただいた。


終わったら徳島ラーメンのお店にて晩御飯

濃い濃い。肉は甘辛く炊かれてるのかな。生卵を溶いてすき焼きを食べてる気分

良い一日でした。

いのちの車窓から

2017年05月17日 | 観たもの読んだもの

最近は星野源の作品を多く鑑賞している。

ありきたりながら逃げ恥ドラマから知った世界で、最近ではラジオのオールナイトニッポンも聴くようになった。

ふつう売れ出したらなかなか喋りにくいんじゃないかなと思えるようなエロトークをあくまでナチュラルに展開され、直近ではラジオパーソナリティとしてギャラクシー賞を獲得されるまでに至っている。

そのネタで賞って大丈夫か?!と思ってしまうが。笑

ギャラクシー賞を獲り、映画で賞も獲り、NHKの音楽番組もまた評判が凄いおげんさん。

おげんさんも相変わらずふんわりした雰囲気で(NHKらしくなく)「リハーサルの時に良い音楽ができる時がある。そんな雰囲気で失敗しても許される音楽番組を作りたい」と本当に音楽を楽しんでるんだなと温かい気持ちで観てるとあっという間の1時間だった。


そんなこんなで彼に関心を持つに至った今日この頃、本屋でふと彼の本を発見。

パラパラとページをめくってみると、自らの病気とオペについてから逃げ恥の事まで、辛い時も愉しい時も彼の優しく、そして常に前を向こうと頑張る人となりが現れていた。

文字を書くのが下手なら仕事にすれば上達するかも、と始めた字書きらしい。

紡がれる文はとても自然で、下手だったなんて到底思えない。

テレビやラジオで表現される部分とはまた違う彼の内側の一面を静かに語る様は、また自然で魅力的だった。


書くことが下手だからこそ始めようと思ったのは僕も同じ

いつの日か自分の見たことや感じたことをそのまま表現できるように書けるようになりたい

それに加えて写真が好きであることもわかったから併せて表現できればと思って始めたこのブログ。

自らが見て感じて面白いなと感じたりしたモノやコトを字の練習を兼ねて綴りはじめ、気づけばもう7年近くで1500本くらい上げているらしい。

たまーにでもネタに引っかかって面白いなと思ってくれる人がいれば御の字

適当に続けていこうと思う。

ZAZ.

2017年05月16日 | 観たもの読んだもの
ラジオでひと聴き惚れし、その番組の思惑にまんま乗っかってライブのチケットを予約することになった。
Zaz - Je Veux

舞台は大阪の松下IMPホール。とても小さい箱で、整理番号200番台で並び席についたら前から6列目くらい

肉眼でばっちり表情までも見て取れるではないか

Edith Piafの再来という触れ込みだったのでどんな音楽を聴かせてくれるのかなと楽しみにしていたら意外に激しく、ムーブと苛烈な表情&シャウトが織り交ざったフレンチポップだった。

et vouxしか聞いてなかったのでホント意外。

声がハスキーでJAZZテイストの曲は素晴らしいし、恰幅のいいおっちゃんのウッドベース、トランペットを吹いていたのは可愛い帽子をかぶったおじいちゃん。アコーディオンもあり時に激しく歌いつつも懐古的なノリもあり、エスプリの効いたステージだった。

新しいものを聴けたなと。

よくよく省みてみればフランスの音楽ってあんまり聴く機会がない

定番ミュージックもやっていたが、それはずばり”おおシャンゼリゼ”

フランス曲ってそれくらいしか知らんよねぇ笑

かと言って原語で歌ってる最中にマイクをこちらに向けられさあ歌えーってそりゃ無理ですぜお姉さん

メルシーとジュテームくらいしか言葉は理解できず、ほんとさっぱりやったものの(英語はまだ聞き取れる部分はあるが流石にフランス語は通訳つけてくれ)

とても愉しいコンサートだった。

記念にと手書きサインが書き込まれた葉書付きのCDを買ったものの、apple musicにはそれを含めアルバムがいっぱい登録されていた。

Norah Jones.

2017年04月18日 | 観たもの読んだもの
前回の来日の際はスタッフ総動員で電話をかけたもののどうしてもチケットが取れなかった苦い思い出。

今回は月曜日のみ(なぜ!)であるが当たればラッキーと思い応募した。

そしたら当選。しかもアリーナ12列目の真ん中あたり

これはなんとしても行かねばならぬと頼み込んで仕事を早めで上がらせてもらって

雨にも負けず暴風警報にも負けず大阪城ホールまで行ってきた。



余りにステージが近くてテンションMaxになったが始まってみれば前座が30分演奏して20分の休憩に突入…

これは新手のやるやる詐欺なのかと不安になったけど、その後無事に主役が現れ美しい歌を披露してくれました。

肉眼でバッチリ見える!

癒された〜

夜は短し歩けよ乙女 劇場版.

2017年04月11日 | 観たもの読んだもの

モリミーファンたるもの行っとかなあかんでしょうということで、オンライン予約でど真ん中の座席をゲット。だがしかし。

封切り直後だと言うのにガラガラだ(;´Д`)

声優が今をときめく星野源ということを除けば限りなくマイナーな気はするのでしょうがないのかもしれない。作品自体は10年も前のものだし。何故に今頃。

ただでさえ不思議な雰囲気を纏うモリミーワールドがさらなる不思議ちゃんオーラを強めて銀幕の中でエラいことになっている。

静止画イメージしかなかった中村佑介イラストが動いているというのも嬉しいオドロキだ。

連行した友人は隣で寝息を立てていた気がせんでもないが目線を前だけに集中させオモチロオカチク堪能させていただいた。

また小説を読み返してみよう。




帰り際に選んだ晩御飯のお店はたまたま見かけた創作イタリアンairさん

入り口ではノボリで”美崎牛”を全力でアピールしていらっしゃる。

美崎牛!石垣島の美崎商店街で全力アピールされていたあの牛か。

お洒落に南国のイメージで、入口すぐのテーブルには請福や於茂登のかめがズラリ。石垣牛や美崎牛がメニューに揃っていたり、液晶テレビの中ではマンタが気持ちよさそうに泳いでおり、見事なまでに石垣色に染まっていらっしゃる。素敵ではないか。

スタッフさんも和歌山の人って感じじゃない。石垣から来られたのかな

石垣牛の三種盛り

ソーキそばはとても丁寧な作りで芳醇な味わいの、舌に覚えのあるソーキそばとは程遠い立派な麺料理だった。

作りも料理も上品でお洒落なのは良いのだが量が少なく、追加で色々と試せる楽しみが

個人的には量がもっとほしい。やまもとにいって焼きしゃぶをがっつきたい。

でも女の子には受けそうだ。

こんなお洒落な造りで泡盛は売れるのか。

あ、そもそもイタリアンだった。

サロメ

2017年02月23日 | 観たもの読んだもの

魔女のような人物が生首を持ち満足気に見つめる、怪しげな魅力を放つ絵を表紙にした”サロメ”

題材のものは何か知らなかったが、それ故原田マハさんなら僕の知らないアートの世界を開いてくれると思い迷うことなく手に取った。

19世紀の英国の画家、オーブリー・ビアズリーと彼を支えた姉メイベル、時代の寵児となった作家オスカー・ワイルドとその代表作”サロメ”を巡る物語。

欲望を求める姿は今も昔も変わらないのだろう。幾重にも重なるサロメ像が若干食傷気味ではあったが原田ワールドに浸らせてもらった。

物語を読んでいて彼の絵をもっとみたくなったのは言うまでもない。

調べてみると現在滋賀近代美術館でビアズリー展が開かれているという。

会期は3/27まで

是非行ってみたいと思う。

そしてもう一度読み返してみよう。


明日届くであろう新作に備えて無事に読了

楽しみに待ちたいと思う。

葉加瀬太郎

2016年09月22日 | 観たもの読んだもの





なんだかんだ毎年行ってる葉加瀬さんのコンサートへ。

この方は本当にエンターテイナーだなと思う。

演奏だけでなく軽快なトークも素晴らしい。

インストゥルメンタルの曲だけで笑いが絶えない3時間のコンサートをこなすプレーヤーなんてなかなかいないだろう。

ただひとつ贅沢なお願いをするとすれば盛り上がってイケイケな音楽というと昔の曲が多いように思う。

最近は企業などに依頼されて作られる上品な曲ばかり。

激しめの曲も作って欲しいな^^