昨年秋に予定されていた秋の展示会は震災の影響で開催はせず、年明けに小規模で現地の他の業者との共同開催になりました。いつものホテル。アパートから車で高速道路を一時間半かかってたどり着く距離。福島は雪なのに宮城は晴れ。まぁまぁの出だし。まずは受付をすませて、昼食を広間で戴きます。美味しいのですが、早く大好きな作家さんに逢いたいと心は落ち着きません。早速先生の基に行きご挨拶。震災で避難していることは知らせてあったので涙の再会です。避難するにもとにかくは姫の着物が入った長持ちを持ち出した件を話すとまた涙。成人式の大振り袖も小学生時代に作りましたし、大好きな卯の結城紬はお宝です。手離してはなるものかと、親も必死。
で、今回先生が姫をイメージして描いてくれたのが桜の訪問着。うーん。綺麗なんだけど訪問着は要らないのよね。とお断り。夏の熱海での展示会までの宿題になりました。
その展示会には山形屋という店で主に男着物を扱う阿部さんが来るとの事。この方も大好き。熱海にはお兄ちゃんも連れていき、そろそろ一揃えしたいと考えてます。お兄ちゃんの着物はまだ警戒区域に残されているので、次回には持って来る予定。私の白鷹御召しも無いから探さないと!あれはお宝なんですよ。ちょっとやそっとじゃ見付からない一品なんです。
二日目は前日の着物を二人で交換。姫には袋帯を変わり結びにして豪華にしたて、姫の様に髪はそのまま流します。あら可愛い。
琥珀細工も展示してあってロシアの技術と歴史的文化財保護活動に圧倒されました。しかし高い。ピアスすら買えないわ。
でもきりがないなあと、着道楽二代目と三代目は思いつつ、まだまだ。
新築の家には大容量のクローゼットと小上がり畳を据え付けて、和と洋の生活を堪能する予定。ま、これは世界中何処にいても変わらないでしょうね。
引っ越し業者も躊躇する着物の数。まだ増えます。 早く雪かきから解放されたいな。春になったら…。 着物でお出掛け。楽しみです。
過去にも何度か新聞には投稿し、100%掲載されている。500円の図書カードがもらえる。以前は図書券だった。サロンにも寄稿した経験がある。400字以内で考えをまとめるのはかなり得意とするところだ。
今回は中間処理施設について書いてみた。反対するならどこに作るのか明示するべきであって、ただ反対だというならどうするのが良いのか対策を論じなければ意味がない。言い捨ててそのままでは問題は解決しない。実のところもう帰れないと感じている人は意外に多いことがわかってきた。町民アンケートでもそうだ。インフラが整備され学校や病院、仕事がなければ戻れないと思っている。当たり前のことが出来ていないのに、これ以上何をか急ぐ必要があるのだろうか?30年の間に科学的技術の進歩を期待する?はあ?何夢物語を・・・・とあきれる。確かに、どらえもんか戦艦大和がイスカンダルまで行ってコスモクリーナーを持って来れば解決だ。ウルトラマンじゃダメだし。ガメラもダメ。ゴジラは良いよ。放射能を食べるから。大きいのが難点かな。怪獣が懐柔されるかしら?
冗談はこのくらいにして、この新聞投稿文を読んでいる知人が意外に多いことに驚いた。あちこちから電話が来る。「読んだよ~」「読んでるよ~」反対ではないらしい。「よく言ってくれた」と応援する人ばかりだ。もっとも反対なら電話はしないか。喧嘩になるだけだもん。
検察側の証人という小説がある。一つの事も三方向から見れば全く違った主観になる。すると結論も違ってくる。判決も違ってくる。
好きな映画に「12人のいかれる男」といいうゲーリークーパーだったっけ?が主演の映画がある。父親を殺した容疑で少年を有罪か否かを一般市民の陪審員が決めていくのだが、一人が「待った」をかけてから一晩。最後には全員無罪の判決をだす。
スカッとする映画なのだが、今はまた違うイメージを持っている。もしかして重大な何かを見落としてはいないか?本当に?少年は無罪でいいのか?と。これは喜劇なのかもしれないと思うとまた面白くなってくる。正義を詠う映画なはずだが、逆に見れば喜劇にも見える。
さて?自分の意見はどうなんだろう。