今は発達障害とか精神障害と呼ばずに凸凹個性児と呼ぶのだとか。いいかもね。長男は代々続くアスペルガー症候群で、父親もその父(つまり祖父ですね)がASなのです。だから喧嘩になるわけだなあと思ったのですが、この障害を凸凹と呼ぶ。ある部分は人より長けていてある部分はダメでと、普通でも苦手や得意はあるでしょうし、長所短所もありますね。そういう部分じゃなく社会性の問題で凸凹なので人づきあいがものすごく下手だしそこでトラブルが多い。のでよく目立つのはADHD(注意欠陥多動症とか)ですね。走り回ったり叫び声をあげたりと騒がしい。見落とされがちなのが第一子が女の子で次が男の子の場合です。うるさいし乱暴だしいうこと聞かないし・・・でそれが「男の子だから元気ねえ」で終わらせてしまう場合が多い。特に田舎だと家は広いし庭も広い。爺・婆は「元気が一番」というので見過ごされる。就学年齢になってから「おや?」と思う。うちの子変じゃないかしら?とかね。
で知的に障害が無い場合は余計に周りの協力を得にくい。脳性まひとかダウン症などの場合は見かけでわかるので対処も出来ますが、精神障害の場合はわからない。ので突然の事にパニックを起こすと・・・・一大事!なんです。
そういう凸凹個性児さんが避難所に詰め込まれるとさあ大変!なんで?どうして?いつまで?っていう。いやそれどころじゃないし・・・って。親もパニック状態ですからもっと大変。
我が家は旨くソーシャルスキルトレーニングが出来ているので大丈夫だったし、薬も効くタイプなので何とか過ごせました。後でいろんな報道やそういうネットワークで聞いたところかなり大変だったとか。そりゃそうです。この薬昔はリタリンだったんですけど、とある事件からリタリンが処方されなくなりコンサータとデプロメールという薬に変わりました。まあ長く聞くので効果もゆっくりなのですが効いてくれるならなんでもいいんですけど、要は中枢神経をしっかりさせてドーパミンを押さえる薬なのだとか。飲んでない状態のノートと飲んだ後の字は違う人です。
で、アスペルガーはとにかく素直で疑わない。でもKYだから困る。旨く付き合えばオタクであることを除いて扱いやすい。つまりは最初にしっかり言い聞かせればいいのです。正しく。ここで間違えると修正がきかない。「さっきはああいってた」とそれを訂正できない。「間違えた」と言っても聞いてくれない。う~ん。道順を違えても怒りますから。でも言いこめられればこっちの勝!最初に決めたことや社会的ルールを逸脱することは絶対にないのでこれはいい効果ですね。順番を守るとかお父さんが出張でいないからしっかり頼んだぞなんてことは効果絶大。妹を頼むよと言えばしっかり面倒見てます。てか見てもらってることが多いかな。
たまたま息子の干支が犬なんですけどこのクラスの一致団結力は見事。たまにいる猪が暴走するだけで、服装に気を使わない息子のシャツをズボンに入れてくれる女の子もいるし、次の時間の教科書を渡してくれる子もいる。今はどの学年でも個性を大事にしていますから、なにかしら得意なことがあるとそれを伸ばしてくれる風潮がありますね。とてもいいことです。息子はいい担任と同級生に恵まれて「お前薬飲んだ?」とちゃんと心配してくれる親友もいる。ありがたいです。だからこそ元の高校のサテライトに通うことにしたのです。電車での通学に踏み切るにはかなり親として心配でした。が、なんとかなる。経験値を挙げればそれだけ自信にもつながるので良いことが多かった半年でした。ただやはりアパートは狭いので個室がなく、プライバシーが確保できない。トイレにこもられると家族が迷惑するので最近は押入れになりましたがそれもかわいそうなので引っ越すことにしたわけです。一人になってリセットすることが必要です。
で、そんな息子に対して自分はうつ病です。これは障害じゃないからいつの日にかは治るはずなんだけどどうにも波があって旨くいかないですね。喘息とか片頭痛とか骨粗鬆症でけがをしやすいとかあるし、不整脈もあるし、難聴なので耳が遠い。放送や呼び出しが聞こえない。留守番電話の録音も聞こえないし、インターホンも聞こえない。以前の家では犬が吠えて教えてくれていたのですが、今はいないから補聴器に頼る。と聞こえていたもう片方も聴力が衰える。困りました。
メガネや補聴器はメンテナンスが必要ですよね。車とおんなじ。まあ震災時にコンタクトをわすれて困った人とか入れ歯をわすれて難儀した話は聞きます。これは補償には入らないだろうしね。
二カ月に一回の予約をとるのがやっとの名医なんですが彼もADHDなのです。努力の人ですね。
娘もLDがあるようで、でもいい方向に向いているので凸凹さんたちがんばれ!って感じですか。うつ病はどうでもいいや。天気予報が当たるくらいで、弊害はあまりないと思います。
会社員ですが自宅事務所なので好きな時に仕事をすればいいので、楽です。引きこもりなのでスマホはいらないなあ・・・。でも本屋にも行けないから電子書籍やダウンロードソフトは必要。以前は宅配食材も利用していたのですが、あまりにもスーパーが近いので諦めました。散歩代わりに頑張っていきます。車で・・・・・。意味ないなあ。
被災して避難所に行ったときにはこの凸凹さんたちをどうしようとは考えなかったけれど、仕事はマメにやるので、居候した親戚宅でも重宝されました。男手が無かったのでそれもちょうど良かったみたい。
被災して半年。やっと半年。まだ半年。除染をするからと一部の地域の規制は解除になりましたがどうなんでしょう。住めないでしょうね。まだまだ。
避難所の体育館ではずっと動かずに寝て過ごした息子。動かない娘。むくんで大変でしたが、親戚宅に行ったとたんに熱が出て全員寝込む始末。一番回復に時間がかかったのが自分だったので迷惑かけました。心臓がばくばく言って動けないんです。つまりはパニック障害ですね。これは地震によるPTSDと言われましたが実際どうなんだろう。
精神的損害は大きいでしょうね。普通の人でもかなり疲労がたまってくるのがこの時期。諦めが付く一年目でかなりその落差が出るらしい。ので要注意ですね。
幸い趣味があるのでそれで何とかしのいでいます。
一病息災って本当かもしれません。それだけ健康に注意するってことですからね。
昨日虫歯と格闘して両方の指二本ずつ爪がはがれてしまって今はものすごい深爪状態。歯って強いんですね。虫歯でカルデラになった外側が倒れて歯茎に突き刺さるのでほじって取っていたら爪が先に死んだのです。その後何回かトライして最終的には舌で押し倒し、ひぱって取りました。なので奥歯は全滅状態。見える場所がきれいなのは助かりますけど、歯医者は大嫌い。でも点滴は好き。
以前は睡眠薬の臨床実験のバイトをしたくらい睡眠薬が欠かせない自分。でも飲んでも三時間で起きるのです。だから余計に個室が必要。一日のうち活動時間は21時間。得なのか損なのかわかりませんけど、自分なりに充実はしています。家族は迷惑でしょうけど。
久しぶりに出張先から帰宅したツレは居場所がないらしく居心地が悪い様子。早く引っ越して快適に過ごせるようにしないとね。
凸凹さんは今日も素直に家事を手伝ってくれています。ありがたい。
鬱だと逃げてないで自分も前向きにいかないとね・・・・。