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9月8日の土曜日、
台風9号が残した風とウネリで5.0㎡ウエーブ。
9号は思い切りビーチを壊し、ショアサンドをごっそり持っていった。
おかげで、ビーチスタートがハード。
海面は褐色で、風は南南西。
決していい風向きではないけれど、海面がうねっていたのでそこそこ楽しめた。
携帯波情報サイトで、『茅ヶ崎はハラ胸ファンサイズ』って書いてあったんだろう、
インサイドは食傷するくらいサーファーでみっちり。
そこを縫うようにアウトへ出る。
インサイドではいちおボトムターンを入れてみる。
サーファーがいなければリップするし、
サーファーがいたらジャイブオフする。
残念ながらサーファーがいないときはなかった。
メローで胸の波でもプルアウトしなくてはいけなかった。
で、ジャイブしてブームの反対側を摑みにいったとき、
目の前で波が割れてグチャグチャにされた。
もちろん手を離してしまい、いやー、泳いだ泳いだ(ーー;)
インサイドは砂がなくてドン深で、複雑なカレントで泳いでも進まない。
カナヅッチーなオイラは焦る焦る!!
風は一時5.5まで落ちたが後半は5.0ジャスト。
それ以上でもそれ以下でもない。
膝はガクガクで、手のひらの皮はスレスレ。
もうブームを摑む元気もなくて、最後はブームに指を引っ掛けての誤魔化し乗り。
そろそろ日が沈もうとするころ、最後に長いレグをとって辻堂先まで伸ばした。
ジャイブしたところで、毒多ーKにミート。ともにパーク正面へ戻る。
戻るときは、風向き上、富士山を目指す。
富士山に夕陽がかかる。
夕陽のオレンジは富士山の輪郭と丹沢山系や伊豆半島もオレンジに染める。
テキーラサンライズみたいなサンセット。
先行く海面は金色。
風は相変わらず5.0超ジャスト。
板は75Lのショート&ワイドで、恐ろしくハイスピード。
夕陽は富士山の火口に吸い込まれていく。
火口に夕陽がかかり、火口にすっぽり吸い込まれるまで多分20秒くらい。
吸い込まれる瞬間、夕陽はギンギラギンにシルバーに光り輝いた。
フルプレーニングしながら、そんな光景を見たわけだ。
ブームから手を離して大拍手したくなった。
夕陽が沈んだ後、富士山は黒とも赤とも言えない、
しかも雄で勇で優な姿で、オイラたち二人のウエーバーを圧倒した。
すごいスペクタルなシーンだったなあ。
ウインドはすごい。
こんな光景を見ることができる。
もしかしたら建物や見晴らし台からも見れたかもしれないけど、
ウネウネ海面を大爆走しているときなので、とても価値があるように感じたよ。
ほとんどフルメンバーに近く集まったし、
楽しいウエーブだった。
いいウエーブでした。
自然の神様、お友達様、ありがとう!