
昨日、wowowoで『ジャーヘッド』という湾岸戦争ものを観た。
オイラの好きな俳優、ジェイク・ジレンホールの主演だ。
父と同じ道を歩むべく海兵隊に志願した青年、アンソニー・スオフォード。
過酷な訓練を耐え抜き、狙撃兵として1990年の夏、
湾岸戦争の為サウジアラビアへと派遣された。
使命感に燃える若き海兵隊員たちとアンソニーだったが、
派遣先で待っていたのは果てしない砂漠と訓練、
そしてひたすら待機する日々だった。
現地で終戦を迎えるが、
記憶に残ったのは、焼け焦げた無数の遺体、発狂した戦友、
黒い油の雨、、、
帰国して髪の毛を伸ばし、家で普通に暮らす。
酒を飲み、効果なステレオで音楽を聴く。
ふと、窓の外の光景を眺める。
砂漠の中を歩く海兵隊の幻が写る。
家に住み、税金のことを考え、オムツを取り換える。
些細などうでもいいことに悩み、職場で人間関係に翻弄される。
しかし、脳裏にあるのは砂漠と銃だけ。
オレたちは海兵隊員に過ぎない。
オレたちはジャーヘッドなのだ、とエンディング。
戦闘シーンがほとんどなく、
変った切り口の戦争映画だ。
◆ジャーヘッドとは、海兵隊員の刈り上げた頭がジャー
(蓋のついたガラス瓶)のように見える事からつけられた蔑称である
冬の西風のビーチはまさに孤高の砂漠である。
吹きすぎて、そこは恐怖すらあって、
快楽とか満足とか優越とかそういうものはない。
なのに、吹くと行かざるを得ない。
爆風のwaverはちょっとだけ、湾岸の海兵隊みたいな感じがした、んだとさ。