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Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

えぼし岩上陸作戦 on SUP

2009-04-13 22:41:54 | surfin'


4月11日、快晴の土曜日、SUPデビューの日である。
風は無風、波はなし。

SUPを同時購入したS天君とサザンビーチから出艇する。
9’0”という激短ボードなので立てるかどうか不安だったが、
幅が充分なため思ったよりぐらつかなかった。

そのため出艇していきなりエボシ岩に向けてパドルを開始した。

朝10時だったけどすでに気温は高く、
3mmジャーフルの上半身を脱いで漕いだ。

少し大袈裟だが、とにかく全く新しい世界がそこにあった。
サーフィンではインサイドにいるだけだし、
ウエーブでは強風にさらされたウネリの中だし、
フラットで穏やかな大海原にいるというのは初めての経験なのだ。

ほとんど初めてに近いSUPなので恐らくとてもギコチない動きだったろうが、
1キロほど漕いだら立ってるのが楽になって来た。
エボシ岩までは2キロ、往復4キロである。


エボシ岩は、周辺10数個の岩礁からなる姥島(うばじま)の一つの島である。
岩礁と岩礁の間の水路をSUPを進める。
水路は海水の流れが常にあって海面が大きく上下する。
そこを慎重に進む。
SUP探検隊みたいな感じである。

エボシ岩本島に着く。
浅瀬で降りて、板を担いで上陸する。
びっしり張り付いている海藻に足を滑らせないよう慎重にだ。

上陸後はS天君と島を探検する。
水が入り込んでいる溝にはウニやイソギンチャクや小魚がたくさんいる。
水が近い岩にはノリがベッタリ張り付いている。
それを指ではがして食べてみる。
素晴らしい!まさに岩海苔。
ビニール袋を持ってくるべきだった。
一旦茹でてビールのつまみにしたら最高だろうなあ。


エボシ岩には多くの釣り人もいた。
茅ヶ崎港から船で渡してくれるのだ。
知り合いのウエーバーがカヤックで釣りをしにきていた。
見たことあるオッチャンがロングボードでパドルしてきていた。

ビーチへ帰る途中、カヤックのPRM夫妻とミートした。
友人とウインド以外で沖で会うというのはとても妙な感じがした。
しかし、こういうのもこの土地だからこそである。

ビーチに向かうにつれ、少しだけウネリが出てきた。
厚過ぎてSUPと言えども乗るには困難な波だったが、
テイクオフ練習のためしばしガンバル。

それからビーチに上がり、コンビニに直行してビールを買う。
S天君と乾杯、グビとゴクッと飲む。

いや~、ビールは神の水だすね~


慣れないことは疲れる。
でも慣れないものは楽しい。
簡単にできるものはすぐに飽きる。

SUP、とくに9台の板のロッカー具合からサーフィンの楽しさが想像できる。
もちろんセイルつけたときの楽しさも想像できる。

夏に向け、なかなかのポテンシャルを持つ遊び道具であることは間違いなさそうだ。