
月のお話。
月は地球から最も近い天体。
新幹線で80日もかかる。
やっぱ遠いな。
月は真空なので砂に静電気が帯びやすい。
爆風時の砂混じりの茅ヶ崎で、耳の穴がジャリジャリだあ!というどころじゃなく、
もっと深刻に宇宙服が砂まみれになるので、宇宙船に戻ったとき人体に入る、
機材に入る、など非常にやっかいになる。
それと月面を移動する車はほぼ100%太陽電池パネルを背負っている。
これに砂が付着しちゃうのであっというまに動力が断たれる。
解決法として、砂は+帯電なので、-の電極を利用して砂を吹き飛ばす。
実際はもうちょいと複雑なのだが、
モーターなど機械に依存していないので信頼性が向上し、故障がない。
さて、その月の砂を構成するものの40%は酸素である。
これに水素を結合させると、水ができる。
実際月では水が確認されたんだよ。
また、砂にカーボンナノ素材を練り込み鋳込むと超剛性の金属ができる。
つまり、地球から部材を持っていかなくても月面基地の鋼材になるということだ。
あとは、月には大気がないので金属が融点が下がり、
つまりいろんなものに蒸着させやすくなる。
電子ビームを使用し、やっかいな製造装置がなくても簡単にいろんなものが作れる。
おそらく月面基地はそんなに遠くない将来にやってくるだろう。
月のそういう大気のないところは素晴らしいロマンがある。
研究者っていいなあと思ってしまう。
仕事、波乗り、自宅と行動半径4キロのオイラではあるが、
仕事内容は宇宙に関係したことをしたいものだ。
ウインドサーファーも宇宙遊泳感覚でウエーブするけど、
仕事が宇宙開発だったりすると、ソレ以上の夢はないかもだなあ。