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Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

試乗 @ Accord Tourer

2010-10-04 00:19:29 | ThinkAbout..


波があるのでウインドサーフする。
山があるのでスキーをする。
至極当然のことである。

しかし、もっと当然のことがあった。
クルマなのである。
海辺を走る直線、御前崎へ向かう箱根のワインディングロード、
税金がたっぷり使われたモノを楽しまない手は無い。
そしてニッポンはもっと素晴らしい土地なはずだ。

いろいろイキテー! そう思ったっす。

素晴らしい景色を良くできたインテリアから眺め、
ちゃんとしたパワートレインで道を疾走する。

そういう人はヨーロッパ車に乗ればよいのだが、
でも、一般の給料取りにはなかなか敷居が高い車種だ。

それをHONDAがちょいと敷居を下げてくれた。
Accord Tourer 2.4DOHC-VTECである。

AUDI A6 や BMW3seriesに真正面から闘えるクルマ。
一部では既に勝っているとも言われている。

誕生がヨーロッパ環境なだけに、サス、ボディーサイズ、エンジンチューンの
全てが現地を意識して造られている。
ニッポンでの走りはもしかしたらオマケ程度なのかもしれない。

なので国内で見ることは稀で、オイラ自身、今までツアラーを目撃したことは無い。

HONDAは月産1000台を目標にしていたが7月は確か180台前後じゃないかな。
(セダン含めて)

HONDAはかつて国内メーカーで唯一F1に参戦してたが、
アコードツアラーも同じでヨーロッパでのHONDA車のあるべき位置を確保するために
造ったのではないだろうか。 だから日本国内で積極的に売ろうとはしていない。

本日、試乗車がヨコハマの綱島にあることをHPで知り、早速出かけた。

ディーラーの駐車場に入る。
いきなりパールホワイトの24TLが目に飛び込む。

!!!!!!!

あまりにもカッコよすぎる!
なんてエレガント、素晴らしい気品、ちから強さ、見るからに走りそう。

惚れボレ眺めてたら、ディーラーの女性店員が近寄ってきて
『こんなカッコいいクルマ他にないですよね』なんて言ってきた。
近くにはインスパイアやCR-Zもあるのにね。

早速その女性に、他の店で購入契約をしたが試乗したこと無いので乗せてくれないか、と言った。
女性社員はそく営業を呼んでくれた。
応対してくれたのは若い店長で、
『HONDA車がどこで売れても嬉しいんです。特にツアラーは。試乗もちろんいいですよ!』
と言って、隅から隅へツアラーの特徴や良さを説明してくれた。
インテリアの細かな気の使いよう。
動力性能、デザインなどなど目をキラキラして話してくれた。
店長は、今まで出会ったクルマの中でベストだとまで言った。

試乗する前に、オイラは外から舐めるように細部まで眺め、そして運転席に座った。
シートは硬めでショルダーのサポートがよくできている。
腰から前縁まで長い。長距離で疲れないだろう。
ステアリングは意外と小径で本革。メーターは外周指針タイプでスイスの高級時計のようだ。
ナビオーディオのHDDを聞いてみる。
オジー・オズボーンのバラードロックが入っていた。
音が素晴らしい! 何もいじってない、純正のまま。
デッドニングが純正状態でされている。 スピーカーを交換する必要なんぞない。
とにかく車内は高級感あふれ、細かいところまでしっかり造られている。
オジサンクルマのように高級だけど野暮ったい感じではない。
スポーティーな高級感、とてもじゃないが20代では不相応。
もしかしたら30代でも合わないかもしれないな。

エンジンをかける。
一般道に出てみる。
Aピラーが先代より細くなり、視界は良好。
助手席と適度な距離があり、それがとても大きなラグジュアリー感を生む。
低速では決してトルクは太くない。
おそらく太いトルクは必要ないのだな。
ノッキングするギリギリ手前でコンピューター制御しているのだろう。

ある程度スピードにのる。クルマが硬いことがわかる。
地にへばり付いて走っているようだ。
5000以上は回せなかったが、VTEC特有、ホンダエンジンサウンドが聞こえる。
身震いしてしまう。たまらん音だ。子供に戻ったような気分になる。

車幅は1840とスンゲーでかい。
このクルマに煽られたら、みんな道を開けるだろうな。そのくらい面構えも精悍。