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Surf, Run and Trails / Endurance For Fun

七里ヶ浜UTMB #OnFriends

2018-02-05 06:22:08 | ランニング

先週、友人から鎌倉トレイルのお誘いがあった。
鎌倉トレイルにはなかなか行く機会がない。行ったことがない。

目指すは七里ヶ浜からのトレイル。

厳密に言うと鎌倉トレイルじゃないんだけど、でも住所が鎌倉なんで鎌倉トレイル。
1ヶ月後の静岡マラソンを前に、負荷を掛けるにはちょうど良い!

日曜の午後、江ノ電 鎌倉高校前が集合場所となった。
せっかくなので電車で行くより、走って行ったほうがいい。
自宅から134を東に向かう。



前日に20キロ走ったので脚が重い。
そこへジワジワともっと負荷をかける。
江ノ島を超えて腰越の住宅地に入る。
鎌倉高校の裏手の急登を駆ける。
以前来たときは激坂に見えたんだけど、緩く短い坂道になっていた。
不思議なものだ。
坂道は、ランナーの経験や回数や向き合い方で斜度を変えていく。
何事も捉え方でどうにでもなるということだ。

鎌倉高校のピークから海に向かって下る。

江ノ電 鎌高前到着。
本日は5人。オヤジ2人にレディース3名。

(まずはお約束撮影。んん?一人だけモントレイル・ω・)



鎌倉高校前から住宅地を登りトレイルの入り口に着く。1キロない。
鎌倉ローカルのM子さんからコースレクチャーを受け試走。
1周2.5キロの周回コースである。
高速で走れるパートが多い。
下りは階段が多いので下り練習には向いてないけど、
周回を重ねるとジワジワくる。
試走含めて4周走った。これはいい!
開けた丘からは稲村の海が開ける。
この日、数人のランナーとすれ違ったくらい。
だからとてもマイナーなのだ。
鎌倉シークレットなので、ネットにも雑誌にも載っていない。



ただトレイルと言っても足元がとても整備されているのでクロスカントリーだね。
トレイルじゃない。
普通のシューズでも全く問題ない。

走り終えてそのまま江ノ島まで走る。
境川リバーサイドのカフェに入る。
ディエゴ・バイ・ザ・リバー
http://bytheriver.jp/

(取っ手の付いてないグラスで乾杯。ジョッキじゃない。グラ~スっす!)

(Sunset by the river)

あとは電車で帰るだけだから気持ちが楽だ。
走り終えたところにこういう店があるのはさすが湘南ですな。


(湘南Onレディース。)


。。。で、事件は起こった。
茅ヶ崎に戻り、駅でマンションの鍵がないことに気付く。
ポッケもザックもどこを探してもない。
不思議なことにちょっと嫌な予感がして鍵を確認したんだ。
いつもはエントランスの前にきて鍵を確認するんだけどね。
とにかく無いものは無い。
ロードで落としたのか、トレイルで落としたのか、、、
鍵屋を呼んで10万円コースなのか????

立ち寄った江ノ島のディエゴに電話するも鍵は無かった。
念のため電話番号を教えて、もしみつかったら電話くれとお願いをしておいた。
望みはないけどね。
駅前の交番に届いているか寄ってみる。届いていない。
鍵サービスを調べて電話してみる。出ない。

こういう事態のためにスペアキーを庭に埋めておけばよかった。
必ずバルコニーの窓は施錠しないことにしよう。
そんなことを思った。
でも後の祭り。
途方に暮れる。

早く熱い風呂に入りたい。
早く暖かいベッドで寝たい。
時間は22時を回ってる。
いずれにしても今夜はどうにもならない。
翌日会社にも行けないだろう。
クルマのキーも家の中だし、ラッキーも腹を空かして待ってるだろう。
オシッコもウンチも我慢してるに違いない。可哀想だ。

キーをちゃんとザックのファスナー付きポッケに入れなかったことを猛省した。
地位も名誉も金も愛も何も要らない。
今欲しいのは鍵だ。
途方に暮れたまま行く宛もなく駅周辺をグルグル歩き始めた。
身体が冷え切ってしまい歩いて暖を取るしかなかったのだ。

iPhoneのバッテリーが10%切った。
0になったら、もう誰とも連絡できる術がなくなる。
駅前にはいるけど、夜中の塔の岳山頂にいる気分になった。

完全に諦めてから20分後、着信音がなった。
0466から始まる電話番号だった。
0466は藤沢だ。
ディエゴだった。
「お客様の鍵がございました。大丈夫ですよ。良かったです。」

電車で藤沢まで行き、小田急線に乗り換えて片瀬江ノ島。
よく移動する日だ。電車で行くと江ノ島はすぐだ。


店に入ると店員が本人確認をしないまますぐ鍵を差し出してくれた。
「奥のテーブルにいらっしゃった5名様ですよね。
こんな寒いのに短パンで入ってこられたし、よく飲まれてたので覚えていました。」

ギャフン!!!!

やっとリセットされた。やっと帰れる。
茅ヶ崎に戻ったのは24時近く。
もうバスはない。
そこから家まで走る。歩くスピードで走る。とても長い3キロだったなあ。
鍵を回し、部屋に入る。
ラッキーに食事を与え散歩して、洗濯をして風呂に入る。

なんか朝から一日中走ってた気がするよ。
ほとんどUTMB(ウルトラ・トレイル・まったく・バカだなあ)だったよ。

でも総じて、とても楽しい1日だったよ~・ω・