パソコンむかし語り、前回に続き、その2です。
繰り返しですが、初めて買ったパソコンは、NECのPC-9801VX(以下98と略)でした。
1988年のことです。
当時98といえば、MS-DOSのパソコンではダントツのベストセラー。
NECの一人勝ちでした。
当時はバブルの直前で、町工場でもOA化投資が急増、その切り札がPC-98シリーズでした。
それらの工場では今なお多くが使われていて、その維持と交換の需要を当て込んで、大量に98を在庫している業者があるとのことです。
でも、私のようなホビーユースでは、コスパ悪すぎでした。
今ならスマホで普通にできることが、できない。😅
デフォルトでは音楽も鳴らないし、画像をきれいに表示するだけでも別途グラフィックボードが必要とかね。
動画再生なんて、夢のまた夢。
インターネットは遅いアナログモデムのダイヤルアップ接続で、文字ベースでの通信がメインの、マニアックな世界でした。
それはともかく。
一応98には、ワープロは「一太郎」、お絵かきソフトに「花子」、表計算ソフトはMicrosoftの「Multiplan」を入れてました。
どれも当時の定番ソフト。
なんですが、私はあまり馴染めなかった。Multiplanなどは数回触って放置。😅
( ↓ Multiplanの画面イメージです。Wikipediaより)
ワープロは、もっぱら専用機のキャノワードを使っていました。
事業終了後、解散した事務所から引き揚げてきたものです。
当時のワープロは、みんな粗いビットマップフォントで、印字品質はお粗末でしたが、キャノワードは60ドットでダントツにきれいでした!
2年ぐらいでCRTが壊れたけどね。😆
戻った古巣の職場に、まもなく富士通の財務会計システムが導入されました。
当然パソコンは富士通製。
なのでワープロソフトも「OASYS」。FEP兼用です。
それまでOASYSはまったく馴染みがなかったけど、使ってみたらキャノワードと似ていて、使いやすかった。
で、私はキャノワードが壊れたあと、98で一太郎を渋々使っていたのですが(世間には「松」とかもありましたが)、やがて救世主登場!!
それがツァイトの「Z's WORD JG」、通称JGでした。
もう神ソフト!!
真打ちは遅れてやって来る、みたいな。
MS-DOSで、MacみたいなDTPができるなんてね。もう夢のよう。
えっ、ご存じない? そうですか。😅💦
とにかく、アウトラインフォントが使えて、ポストスクリプトにも対応しているという優れものでした。(私には縁のない機能でしたが)
友人に存在を教えられたときは衝撃的でした。すぐハマりました。
MS-DOSで、MacみたいなDTPができるなんてね。もう夢のよう。
えっ、ご存じない? そうですか。😅💦
とにかく、アウトラインフォントが使えて、ポストスクリプトにも対応しているという優れものでした。(私には縁のない機能でしたが)
友人に存在を教えられたときは衝撃的でした。すぐハマりました。
(遠い眼 👀)
あと、表計算では、「Lotus1-2-3」ね。
あと、表計算では、「Lotus1-2-3」ね。
( ↓ Lotus1-2-3の画面イメージです。Wikipediaより)
財会パソコンにインストールされていて、使いやすくて、これにもどっぷりハマりました。
「Multiplan」の陰気なインターフェース(殴)とは大違いで、使えば使うほど馴染む傑作ソフトでした。
もちろんすぐ自宅の98にも入れました。
マクロが超便利だった。
ただ、栄枯盛衰は世の常。
いいことは続かない。
JGもLotusも、Windowsの普及に対応できず、あっという間に凋落し、メーカーは倒産しました。
3.1は様子見していたWindowsも、Windows95になってなんとか使えるようになったので、私もとりあえず富士通のデスクトップを買ったのはいいけれど、JGが使えないとわかって、本当にガッカリしました。
うまくWindowsに対応していたら、今の「パーソナル編集長」みたいな存在になっていたでしょうね。
逆にしたたかだったのはMicrosoft。
Multiplanのかわりに、ちゃっかりLotusとの互換性を盛り込んだExcelを売り出して、今では一人勝ちですね。
もっともExcelのマクロは、Visual BASICと統合して、Lotusよりさらに使いやすいですが。
結局私のようなホビーユースでは、98のコスパは全然よくなかった。
でも、サイリックスのアクセラレータを使って改造(ただの悪あがきとも)した経験が、PC/AT互換機を自作する上で、敷居を下げたという意味では、価値があったといえるでしょう。(とでも思わないと、大枚はたいた甲斐がない)
98はとっくに処分したけど、それを置いていたパソコンラックは、今なお使っています。😅
JGもLotusも、Windowsの普及に対応できず、あっという間に凋落し、メーカーは倒産しました。
3.1は様子見していたWindowsも、Windows95になってなんとか使えるようになったので、私もとりあえず富士通のデスクトップを買ったのはいいけれど、JGが使えないとわかって、本当にガッカリしました。
うまくWindowsに対応していたら、今の「パーソナル編集長」みたいな存在になっていたでしょうね。
逆にしたたかだったのはMicrosoft。
Multiplanのかわりに、ちゃっかりLotusとの互換性を盛り込んだExcelを売り出して、今では一人勝ちですね。
もっともExcelのマクロは、Visual BASICと統合して、Lotusよりさらに使いやすいですが。
結局私のようなホビーユースでは、98のコスパは全然よくなかった。
でも、サイリックスのアクセラレータを使って改造(ただの悪あがきとも)した経験が、PC/AT互換機を自作する上で、敷居を下げたという意味では、価値があったといえるでしょう。(とでも思わないと、大枚はたいた甲斐がない)
98はとっくに処分したけど、それを置いていたパソコンラックは、今なお使っています。😅
そういえば、MS-DOSからWindowsへの対応に失敗したという例では、データベース言語のdBASEも同じでした。
データベースシステム構築で一世を風靡したdBASE、私も道路(市道)占用許可を処理するシステムをバージョンⅢとⅣで勝手に作って、窓口で4年間使ってもらいました。
当時専属でそれを使って仕事をしてくれた職員さん(女性です)は、今も在職していて、ボランティアに行った際に時々出会ったりします。
本格的にプログラムを書いたのは、後にも先にもこれだけ。
本格的にプログラムを書いたのは、後にも先にもこれだけ。
趣味を仕事に見せかけるという・・・。(笑)
ド素人でも取っつきやすくて、プリンタなど周辺機器も制御できるいい製品でした。
でもそれも、Windowsに対応できず、やがてフェードアウト。
諸行無常です。
ド素人でも取っつきやすくて、プリンタなど周辺機器も制御できるいい製品でした。
でもそれも、Windowsに対応できず、やがてフェードアウト。
諸行無常です。
私のパソコン歴は同じ98でもwindows98からなので、今も基本的な使い方は今と変わりませんよね。
システムも構築したそうで、尊敬します。
読ませて頂いても半分しか理解できないですが、凄いなーと思います。
勉強になりました。
ありがとうございます。
>パソコン歴が長いのですね。
いえ、単に長いだけです。(笑)
Windows Me / Windows 98 / Windows 95はシステムリソースが極少なため、しょっちゅうフリーズした困りものでしたね。
Windows 2000からXpになって、やっとシステムリソースの桎梏から解放されてホッとしました。
長文をお読みいただき、恐縮しています。
ありがとうございました。