思いつくままに書いています

間口は広くても、極めて浅い趣味の世界です。
御用とお急ぎでない方は、ごゆっくりどうぞ。

宝塚星組公演「ダンサ・セレナータ」「Celebrity」-セレブリティ-を観て

2012年05月30日 | 宝塚

2012年5月27日午前11時の宝塚星組公演を観てきました。

今回も道は空いていて早や目につきました。
しかし、午前10時前に劇場の前に行くとすごい人ごみ。開場直前の劇場ロビー並みの人・人・人でごった返していました。

初めは団体客が記念写真を撮っているのかと思いましたが、それにしては人が多すぎます。

と思ったら、なんと生徒さんによる募金活動(すみれ募金)が行われていて、それを見るために多くの客が集まっていたのです。
その人ごみを掻き分けて車椅子を進めながら、私たちもわずかながらお布施をして(笑)、写真を撮らせていただきました。募金活動はユニセフへの募金とのことでした。





劇場のホールで、義母と落ち合って劇場へ。立ち見も出る盛況でした。

余談ですが、この日の公演には、月組のトップコンビほか何人かも観劇していました。
↓とっさのことでピンボケですが^^;



↑プログラム表紙です

冒頭、回想シーンから話が始まります。柚希礼音のヒゲ、はじめてです。

個人的には私は回想シーンからのスタートは好きです。

古い映画ではグレゴリー・ペックの「頭上の敵機」。

つわものどもが夢の跡感がたまらない。私のような飛行機ファンでなくてもこの映画の導入部はわかっていただけると思います。
小説ではなんといっても、シュトルムの「みずうみ」。若いとき読んで今も印象に残っています。

なので、今日も期待が高まりました。

始まってしばらく舞台上の会話を聞いていたら、だんだん作者がわかってきました。

独特のテレビドラマ風の会話。これ正塚センセイですね。

この人の演出、自然な会話というのでしょうか、短い言葉のキャッチボールで会話を組み立てていくのが特徴です。でも最初はそれも新鮮でしたが、今となっては少々マンネリで鼻についてきますね。

とくに今回の作品のように、これまでの正塚作品の継ぎはぎみたいな密度の低い話の展開では、無理に時間を引き延ばしているような感じで、つい「結論を言え、結論を」と言いたくなりました。(笑)
次のせりふが予測できるようになったらだめですね。

主人公のイサアクですが、最初は政治には興味がないとかいいながら、植民地の独立運動の活動家アンジェロ(十輝)とその妹モニカ(夢咲)に関わるようになってからだんだん引き込まれて、彼らの運動を手助けする羽目になっていきます。
こういう巻き込まれ話、最近デジャブです。

余談ながら当然この芝居は、ダンスシーンもたくさんありますが、激しい振り付けのダンスを終えてすぐ、柚希が全く息を切らさず普通に台詞をしゃべるのは大したものです。

ストーリーが進むとともに、話の設定など「マリポーサの花」とか「ブエノスアイレスの風」、「ラ・エスペランサ」を思い出してしまいました。正塚センセイ、引き出しが空になってきたのか少々心配になります。がんばって欲しいです。

今回の観劇で私にとって新鮮だったのは「独立運動の活動家アンジェロ」の十輝いりす。

見慣れない顔なので、初めは「あれこんな生徒いたかな?」と思いました。
幕間でヨメさんが褒めていたので聞いて、初めて知った次第です。スカイステージでも報じていたとのことですが、ぜんぜん覚えていません。(笑)
でも役が極めて少ない正塚作品でおいしい役どころをもらって幸運でしたね。キャラクターも合っていたし、目立ちました。

今回正塚センセイには珍しく役を振っているなと思ったのはルイス(真風涼帆)とカロリーナ(綺咲愛里)のカップル。同時進行で群像劇になるかと期待したのですが、やはり途中の話は飛んでしまって、結局最後の最後になって破局というオチでがっかり。
やはりこのセンセイには大劇場の広い空間は苦手なのだなと思いました。

ラストは思いがけないハッピーエンドで安心しましたが(笑)、せっかくの泣かせどころなのに、なんで二人を誘い出す手紙を出したジョゼ(涼)だけが二人の現住所を知っていて、当事者の二人は知らなかったのかとか、最初と最後の老人がナゾとか、細かいところの辻褄あわせに気をとられてしまって効果半減でした。
ちょっとした伏線を張っておくとかでよくなると思いますが、配慮が足らないのですね。
この作品、他にもいろいろ突っ込みどころ満載でした。(笑)

でも、息のあったトップコンビと、今回で退団する涼紫央や白華れみ、秘密警察のホアキン役の紅ゆずるなどの好演に助けられて、まあなんとかギリギリ及第というところでしょうか。

あと印象的なのが秘密警察のホアキンを演じる紅ゆずる。
スカイステージなどでトークしているときの表情は仏様の半眼のようで大丈夫かといいたくなりますが(笑)、舞台ではしっかり目を見開いてがんばっていました。冷たい顔が役に合っていますね。

ショーの方はギンギラ衣装で激しいダンスの連続。すごく激しい振りのダンスの連続です。劇もショーもダンスが多いので、生徒は大変だろうなと思うほどです。

そのショーでも、柚希礼音が得意な歌と迫力のあるダンスで一人気を吐いていました。
この人、今が円熟期だと思いました。

でもショー自体は、ダイナミックな場面の連続で展開が単調に思えてイマイチでした。これが今風なのでしょうが、私たちには前回の雪組のショーのほうがメリハリが効いていて好きでした。
動きの激しい場面の後はしっとりとしたシャンソンとかの場面も見たくなりますが、それがなかったので緊張が続くという感じです。

見ごたえのあるダンスが持ち味のトップコンビが一緒に踊る場面も少なかったのが物足りなく感じました。
退団する二人には、劇と同様いい場面が何度も割り振られていて、ちゃんとサヨナラショーになっていました。

この組の難点はトップ以外歌ウマが少ないことですね。
全体に前組長の移動などで若くなったのはいいのですが、脇を固める大人が手薄な感じです。なので、今後は例えば専科に行ったみっちゃんの助けを借りるとかの補強が必要ですね。
夢咲ねねは、ダンスでもスタイルのよさ、とくに手足の長さが際立っていて見栄えがありました。あともう少しなのが歌ですね。

今回の公演を観劇して、改めて雪組公演「ドンカルロス」と「Shining Rhythm!」のよさがわかりました。木村信司センセイの久しぶりのヒットでしたし、それに応えて雪組メンバーもよくがんばっていました。(なんで入りが悪かったのか不思議でしたが)

今回も星組生は体力勝負でがんばっていましたが、やはり作品の出来を超えることは無理です。

正塚センセイ、まだまだ老け込むには早すぎますよ!

せっかくの座付作者なのですから、これからも過去の名作を上回る新境地の作品、期待しています。

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アウターヘブリディーズを訪ねて その3

2012年05月22日 | 旅行
まず旅行案内所へ

ユイスト島の旅行案内所は、地図のとおり港の近くの高台にあるかわいらしい建物でした。
ここからはロッホマディの港の集落が一望できます。
案内所横の駐車場に車を停めて、中に入りました。案内所のスタッフの女性は快活で愛想がよく、「私たちも海草を食べるのよ」と笑いながら中で売っていたみやげ物の中から海藻の干物の詰め合わせを見せてくれました。
本当にフレンドリーな人で、B&Bに連絡のため電話をかけてくれた時も、まず日本人など泊めたことがないであろうB&Bのオーナーが警戒しないように(笑)、「ナイスカップルよ」と口添えしてくれるなど、気持ちの良い対応がうれしかったですね。

早速教えられた場所を目指して、A367をそのB&Bに向かいました。途中クラーチャンの小さな店(田舎の何でも屋という感じです)で水や果物、パンやお菓子などを買って翌日からの食料を確保。途中町らしい町もなく、しかも道はほとんど一車線、ほとんど沼や湖が続く原野ばかりでどんなB&Bか心配になってきます。

ようやくたどり着いたB&B・Glendaleは、北ユイスト島の南部のグリムゼイ島の小さな漁港に隣接した丘の上にありました。新しい建物なので風情はありませんが、設備もよく、居心地がよかったです。




となりには小さな漁港がありました。


ウェルカムティーを出してくれたオーナーは以前南アフリカに住んでいたというマクロード夫人。親切そうな人なのでよかったです。同宿の客は老人と孫らしい女の子の二人だけでした。

このユイスト島は南北に別れ、あわせて約6,000もの大小さまざまな淡水の池沼があります。島の景観は東西で対照的で、西半分は遠浅の白砂の海岸、反対側の東部は複雑な入り江とまったく異なります。基本的には真平らな島です。

↓島西部の代表的な景色


↓東部はこんな感じです



ユイスト島とベンベキューラなど周辺の島々とはたくさんのCause Wayという堤防の道路でつながっています。

チェックインして荷物を解いてから、夕食にはどこがいいか夫人に聞いたら、ベンベキューラのレストランを勧めてくれました。でも手持ちの地図は古くて載っていないのでどういけばいいか聞いたら、地図を貸してくれました。

ベンベキューラまでは少し距離はありますが、さらに多くの湖が点在していて景色がすばらしく、他の車も走っていないので、何度も止まって景色を楽しみながらの快適なドライブでした。
地図では近くに空港があるとなっていましたがそれらしい施設は見当たらず、倉庫のような建物が点在するだけ。道もあちこち交差していてわかりにくかったですが、なんとか看板を見つけることが出来たので、ようやく到着。

ちなみに、この飛行場(管制塔などおなじみの施設も見当たらず、とても空港には見えなかったですね)には、第二次大戦中ドイツのUボートから英米間の輸送船航路を守るために対潜哨戒機の部隊が常駐していました。
英海軍と米軍の共同作戦として米軍のB17が作戦に参加していたと現地で買った「Hebrides at War」という本に記載されています。
この本で、当時駐留していた米軍のパイロットは「ベンベキューラでの印象といえば、濃い霧と冷たい雨とポリッジを思い出す」と言っています。特に冬はそんな感じでしょうね。

レストラン・Stepping・Stoneは予想に反して真新しい建物で、中は現代的な木造建築、窓が大きくて明るくきれいでした。
室内は段差が設けられて床が低くなっているほうはバーミールを提供するスペースでランチメニューなどを出していることがわかりました。この日は上部のレストランのほうでAlaCarte Menuから選んで食べました。おいしくて満足でしたが、コースを頼むと私たちには量が多すぎると思い、スモークサーモンになんとかいうパスタ、スープを注文しました。
味付けもおいしく、満足。これでこの島での食事の心配はなくなりました。(笑)

でもまだ早かったせいか、帰り際に店内をよく見わたしても客は少なかったですね。

夕食後B&Bに戻る途中、あちこちに点在する池にミツガシワやスイレンが咲いているのを見かけたので、写真を撮りました。宿が決まり、食事も楽しめたので、景色を見る余裕が出てきたというところです。


その夜はぐっすり眠れました。

翌朝も昨夜からの雨が残っていて少しがっかりでしたが、案内所でもらったガイドブックに沿って島内を回ることにしました。
マクロード夫人が掃除に来てもいいように部屋を片付けて、持っていくものと置いていくものを整理。連泊なので荷物は身軽で楽です。
8:30に朝食。後から孫娘と祖父のスコットランド人らしい二人が2階から降りてきました。朝食は丁寧に作ってくれてフルーツやヨーグルトもありがたかったです。ゆっくりして9:30頃出かけましたが、寒い!
フリースを着込んでゴアテックスの雨具を着てちょうどいい感じでした。見送ってくれた夫人は「昼から晴れるよ」といってくれました。

まず白鳥が見られるというロッホ・ビーに向かいましたが、雨のせいか見られず。
天気も気になるところですが、とにかくユイスト島を南下しながら観光スポットを見てまわることに。次に行ったのは島の守り神のようなour lady of the isles という石像です。
真新しい感じでしたが、実際には彫像の完成は1957年で、1958年に現場に建てられたとのこと。

聖母マリアの彫刻です。



像はRuabhalという場所で、南ユイストの北端近くの丘の西側斜面に位置しています。A865の東側にあり、石畳で舗装された歩道が道路から像まで続いていました。
像のいわれなどの表示が一切なく、二人で見上げながら「なんのための像なのかなあ」と思っていました。

帰国後に調べたら、1950年代の東西冷戦のさなか、英政府がこの島に大規模なミサイル実験場を設置することを発表したことに端を発しているとのこと。
これらの施設の建設によりユイスト島全体が軍事基地化され、島の伝統的な生活、文化が破壊されるだろうという懸念から、それらに対する抵抗のシンボルとして、ジョン・モリソンという地元の教区司祭が先頭に立って島民から集めた資金で作られたとのことでした。

次はHowmore Churchという1858年に建てられた小さな教会に行きました。少し小高い丘の上にありましたが、その建物はかなり殺風景な感じであまり印象には残らなかったのですが、その背後の海岸線に広がる自然のお花畑はきれいでした。
ただトイレなどはなく、あまりゆっくりできずに次へ。

↓途中見かけたきれいに整備された藁ぶき屋根の民家。


トイレ休憩を兼ねて、看板を見て知ったキルドナンの博物館に行くことにしました。この地方の文化などを紹介しているとのことです。
でもあいにく日曜休館。ただカフェはやっていたので、そこで休憩することにしました。

<続く>
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アウターヘブリディーズを訪ねて その2

2012年05月02日 | 旅行
さて、今日(7月27日)はいよいよ島に渡ります。

A87経由でフォート・ウィリアムの手前を西に分岐してスカイ島に向かいます。フェリーはスカイ島のユイグから出ます。

途中、10時前にスカイ島の手前にあるアイリーンドナン城に到着。
ここは通るたびに見ようかどうか迷いつつ、結局いつも素通りしていたところ。今回は時間に少し余裕があるので、立ち寄ることにしました。

駐車場も整備されていて入りやすいのですが、まだオープン時間ではなかったので、城への通路の柵が閉ざされていて入れませんでした。
それでしばらく周辺の写真などを撮って時間つぶし。他の客も同じように過ごしていました。ここは誰が撮っても絵になるところです。(笑)

オープン時間の10時になって城内へ。入口の手前にはカフェなどがあり、土産物も売っていましたが、私たちは余り土産物などを買わない夫婦なのでここもパス。

城は個人の所有で、よく修復されており、19世紀の生活の展示が面白かったです。城自体がその頃再建されたようで、建物としての歴史的な価値はあまりないようです。


見終わって車に戻り、再びスカイ島を目指します。
最初に来たとき乗り過ごし事件があった例のフェリーも、次に来たときは有料の橋に代わって、今は本当にあっという間に島に入ります。しばらく走ったら前方はるか遠くに
以前登ったOld Man of Storrの奇怪な景観が見え始めました。


ここまで来ても雨雲が低く垂れ込めていてすっきりしない天気は変わらず。
このまま島に渡っても雨続きだったらどうしようかと迷いましたが、他に行くあてもなく、結局予定通りユイスト島に渡航することにしました。

そして予測時間どおりユイグ港に到着しました。
ユイグはこの旅の4年前にB&Bに泊まったことがあります。その時はOld Man of Storrに登った後ここにたどり着きました。道路沿いの小さなB&Bでしたが、そこの奥さんに教えてもらって夕食に行ったユイグホテルのレストランの牡蠣の味、今でも忘れられないほど絶品でしたね。

ユイグの周辺は平地が少なく山肌にへばりつくように道路沿いに点々と民家があり、港のフェリー乗り場はその道路から分岐したジグザグ道路を海のほうに下ったところにありました。
まだフェリーの駐車場には一台も車がなくガランとしています。

これまで何度もフェリーには飛び込みで乗れていたので、今回も予約なしでした。
車を止めてチケットを買うためカルマックの事務所の窓口に行くと、係の女の子は「もう予約がフルで乗れない」といいます。
予想外の事態で焦りましたが、それでもパソコンで最新の予約状況を確認してくれて、結局乗れることに。ほっとしました。

駐車場の車内で2つの島での日程を決めていたので、ユイグ港からユイスト島、ユイスト島からハリス島、ハリス島から本土の3航路すべてを予約。説明に自信がないのでカウンターにあった航路図に日時を記入して渡しました。(笑)
無事チケットは確保できました。ですが、往復割引の後でも、フェリー代はトータル183ポンドで、レンタカー代と同額になったのは予想外でした。結構いい値段です。

でもいつものハーツだとレンタカー代がもっと高くなったので、まあ納得です。

乗船時間までガイドブックなどを見てコースを考えました。

フェリー乗り場の広い駐車場も、到着時はガラガラだったのに、乗船時間が近づくにつれびっしりと車が集まってきてびっくりでした。予約がフルとの係員の説明どおりです。


船員の指示に従って長い桟橋を通って乗船です。


指定された場所に車を止めてロックし、車両甲板中央にある階段室から乗客用フロアに上がりました。客室のさらに上にある甲板から港を見ると、まだフェリーには乗船待ちの車の長蛇の列。よくまあこれだけ乗せられるものだと感心しました。


フェリーは大型で、以前マル島で乗った船と同じぐらいの大きさでした。

やがてほぼ時間通りに出港です。
心配していた天気は、港を出てしばらくすると一変して晴れ渡り、二人とも思わず笑顔になっていました。現金なものです。(笑)

今回初めての青空のもとで、爽やかな風に吹かれながら快適に2時間ぐらい初めての大西洋の船旅を楽しみました。
やがて濃紺の水平線に隠れるように小さくなったスカイ島とは反対に、ユイスト島のロッホマディ港が見えてきてしばらくしたら、船内放送で車に戻るようにとのアナウンス。

また客室から車両甲板に降りて、車に乗り込む時になって、予想もしていなかったハプニング!です。

階段を下りて駐車甲板に戻ると、停めたはずの場所に車がないのです!
階段の反対側、左の駐車スペースにも車はありません。見つけやすいように車のキーのボタンを押してハザードを光らせようとしても反応なし。
二人とも焦りまくりました。
いくら探しても無いので顔面蒼白でウロウロしていると、その姿を見ていた子供づれの女性が、天井を指さしながらニッコリ。
「この上にあるよ」と言うのです。

本当にホッとしましたね。一気に脱力です。

でもまだ仕組みがよくわからないまま、その指さす方向を見ていると、やがて警報ブザーが船内に鳴り響き、誰もいないのを確認した船員が何やら柱のボックスを操作すると、天井がゆっくり下がり始めました。やがて、その隙間から車が見えてきました!


そうです、まず第一陣の車が乗り込んだら、フロアごと上に持ちあげて、その下に更に車を入れていたのです。私たちは一番最初のグループだったので、リフトアップされるフロアに駐車というわけでした。
で、降りるときは後続の車から出して、その後フロアを下げて、最初のグループの車を出すという仕掛けだったのです。
仕掛けがわかっていれば笑い話ですが、知らない私たちは本当に驚きました。

車を下船させてからとりあえず港の駐車場で、今夜から3泊する予定のB&Bの予約のために旅行案内所を地図で確認です。
すぐ近くの丘の上にあることがわかり、そこに向けて出発です。そのころにはあれほどたくさんの乗用車やトラックがどこに消えたのかみんな姿を消して、港はがらんとしていました。

>続く
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