プリウスのアンテナは屋根の後端部近くに付いています。
このアンテナが、家族のリハビリのため月一度参加するサークル活動の会場のある施設の、立体駐車場の高さ制限に引っ掛かるのです。
ポールを前方に倒せば、なんとかギリギリでクリアできますが、よく忘れます。一度立てたまま駐車してガイド板にアンテナがあたってヒヤリとしました。
それで、インターネットで目にした、フィンタイプのアンテナに興味を持ちだしたのです。
たまたまディーラーに用事で行った時、店内にそれが置かれていました。現物を見て、価格も安かったので、即入手しました。アンテナはプラスチックのカバーの中にコイルアンテナが接着してあるだけの簡単なものです。
屋根に仮置きしてみると、アンテナの高さは、屋根の最大高を超えないことが確認できました。

取付は両面テープで張り付けるだけです。元のアンテナを外して、その取付基部に、フィン・アンテナから出ている丸い端子をネジ止めするだけ。
簡単ですが、屋根の中心線に正確に貼りつけるのが肝心です。位置決め用の型紙も付いていましたが、私は屋根をメジャーで図って色鉛筆で中心線をマーキングして貼りつけました。
入念に脱脂して貼り付けますが、問題はソーラーパネルにまたがって貼りつけるため、パネルと屋根との継ぎ目の溝と、アンテナの下部エッジの間に隙間が出来てしまうことです。
そのままでは水や埃が入ってしまうので、貼り付けてから黒いシリコンのコーキング剤で埋めました。テープでマスキングしたのできれいに仕上がりました。
肝心の感度ですが、ほとんど差は感じ取れないぐらいで、実用上問題はありません。

後付けの多機能メーターの取付け
冬のプリウスの弱点は、エンジンが余り稼働しない運転状況、例えば信号の多い一般道などの走行では、水温が上がらず、暖房の効きが悪いことです。
高速道路などでは、エンジン走行が主となるので、水温も80℃以上になって、普通の車と同様に暖房が効きます。
しかし、モーター走行が多くなる混んだ一般道では、50~60℃程度がせいぜいで、室内は結構寒いですね。
このため、プリウスユーザーの間では、水温保持のためにラジエターグリルをスポンジなどで塞ぐことが行われています。私も試そうと思いましたが、プリウスには水温計が付いていないのです。
これでは、適正な温度管理が出来ないので、何かいいメーターがないか探していました。インターネットの掲示板を参考に調べたところ、プリウスのECUから各種情報を取得するタイプのメーターが、数社から出ていました。
価格の妥当なものを選んで、早速設置しました。といっても、これまたメーター自体はダッシュボードに両面テープで張り付けるだけ。本当に私のプリウス、両面テープスペシャルと言ってもいいほど、このテープにお世話になっています。(笑)
メーターと車との接続は、ダッシュボード下の診断用コネクタに接続するだけ、電源もそこから供給されます。表示のオン・オフも車のシステムと連動しますので、何の操作も要りません。

これで水温やエンジン回転数、実速度も表示できるので、効率的な運転に役立ちます。表示はアナログ式の円形メーターと三段表示、六段表示のどれかが選択できます。私は普段は三項目表示にしています。これで分かったのですが、プリウスのスピードメーターはかなり実際より高速に表示されています。
水温データが分かるようになったので、ホームセンターで、コーナーガードという商品名の、「く」の字断面のスポンジを購入して、下部グリルの真ん中の水平格子に一本インシュロックで固定して取り付けました。開口部は40%程度塞いだ感じです。これで1月から高速道路や一般道路を走行して水温が上がりすぎないか監視しました。その結果、この正月に、高速道路の登り・90km/hで走行時に、一時90℃になっただけ(外気温8℃)で、ほとんどはそれ以下、オーバーヒートの心配は無用でした。
一般道路では60℃を維持している状態なので、もう少し塞いでもいいかなとも思いますが、暖房もそこそこ効くし、燃費も22km/lを維持できているので、このままにして、3月になれば外そうかと思っています。
純正のホイールカバーは外しています。
メーカーは、空気抵抗を減らして(車のホイールの上半分は空気に逆らう方向に回っていますから)、少しでも燃費を向上させるために、アルミホイールに敢えてプラスチックカバーを取り付けています。
しかし、風洞実験では効果があっても、実際にはあまり効果があるとは思いません。実際私はずっと外していますが、22~26km/lの燃費を得ているので充分です。
というのは、プリウスはいくら回生ブレーキを併用しているとはいえ、結構ディスクブレーキ・パッドの滓がホイールに付着するのです。カバーを付けているとその掃除がしにくく、放置するとホイールの塗装に黒い滓が食い込んで汚くなります。
ただ、カバーを外しただけでは、アルミホイールの真ん中にぽっかり穴が開いたままなので、17インチ用のキャップをディーラーに注文して取り付けています。
センターのキャップは、1個700円程度だったと思います。これで手入れがグッと楽になりました。

