気になった視線の正体は。
誰かに見られている・・・。
混んでいる町道からぬけて、ただでさえスピードを出しやすい有料
道路がもうすぐの場所にきたところで、その視線はいよいよ強くな
っていった。
おかしいな。
と思いつつ、動いている車に向かって、それも進行方向に向かって
右側からのみという、一定方向からの視線をおくれる視線の主など
いるはずもない・気のせいだろうと思いなおしてかまわず運転する。
なんといっても、こちらは約束の時間に遅れそうな、そんな困って
いる状態なのだ。
待望の有料道路の入り口にはいり、一般道と比べて格段に車の数が
少なくなったころあいをみて、アクセルを踏んで制限速度を10キ
ロほど上回るらいのスピードに加速していったそのとき、さきほど
から感じつづけている視線の度合いがさらに強まるがわかった。
視線を感じ続ける進行方向の右側。みわたすかぎり一面の松林が広
がる風景のなか、先ほどからかんじる視線を跳ね返すようにして見
返し探る。[有料道路にのったことで]余裕の出た私は、そんな車
の右側方向の上下左右に 目を配る。
そのとき、視線の正体がわかった。
のののの
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そいつは、車の窓の上部にいた。
のののの
そう、キリギリスの仲間。 ツユムシ だった。
バツタ類と比較すると、スマートな足長体型で、跳躍力も あまり
ない ツユムシ。 外敵に襲われそうな場合でも、はねて逃げずに
じっとしてやり過ごそうとする傾向が強いツユムシであるならば、
さきほどからずっと感じていた、あの湿った・じっとりとした視線
にも納得がいった[下部から見上げると、眼球も白い点にみえちゃ
って、ちょっとコワイ]。
このツユムシにしてみれば・・・・
車に貼りついてたら、じょじょに強風になっていったので、
とにもかくにも 踏ん張っていた
というところだったのでしょうね。で、ふんばっていたから、その
視線にも ついついちからが はいっちゃった。それを、その視線
を、じつは真横にいた運転者が気取った。ただそれだけのことなの
でしょう。
しかしですね、明るいかんじのバッタとちがって、このツユムシの
暗ーい視線。なぜだか気になってしまいましたよ[カナヘビやアシ
タカグモに餌として与えることも多いもので、その復讐にきたんじ
やないかともおもっちゃったり/こわっ]。
◎ で、信号で停車したときにウインドをあけて、この
ツユムシを 車から離すべく、数回・数度チャレンジ
してみたのですが、その度に車の中に跳ばずに歩いて
[巨人ふうに/笑]侵入してこようとする姿には なか
なかの迫力が ありました。
「夢で終らせない農業起業」「里地里山複合大汚染」
誰かに見られている・・・。
混んでいる町道からぬけて、ただでさえスピードを出しやすい有料
道路がもうすぐの場所にきたところで、その視線はいよいよ強くな
っていった。
おかしいな。
と思いつつ、動いている車に向かって、それも進行方向に向かって
右側からのみという、一定方向からの視線をおくれる視線の主など
いるはずもない・気のせいだろうと思いなおしてかまわず運転する。
なんといっても、こちらは約束の時間に遅れそうな、そんな困って
いる状態なのだ。
待望の有料道路の入り口にはいり、一般道と比べて格段に車の数が
少なくなったころあいをみて、アクセルを踏んで制限速度を10キ
ロほど上回るらいのスピードに加速していったそのとき、さきほど
から感じつづけている視線の度合いがさらに強まるがわかった。
視線を感じ続ける進行方向の右側。みわたすかぎり一面の松林が広
がる風景のなか、先ほどからかんじる視線を跳ね返すようにして見
返し探る。[有料道路にのったことで]余裕の出た私は、そんな車
の右側方向の上下左右に 目を配る。
そのとき、視線の正体がわかった。
のののの
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そいつは、車の窓の上部にいた。
のののの
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そう、キリギリスの仲間。 ツユムシ だった。
バツタ類と比較すると、スマートな足長体型で、跳躍力も あまり
ない ツユムシ。 外敵に襲われそうな場合でも、はねて逃げずに
じっとしてやり過ごそうとする傾向が強いツユムシであるならば、
さきほどからずっと感じていた、あの湿った・じっとりとした視線
にも納得がいった[下部から見上げると、眼球も白い点にみえちゃ
って、ちょっとコワイ]。
このツユムシにしてみれば・・・・
車に貼りついてたら、じょじょに強風になっていったので、
とにもかくにも 踏ん張っていた
というところだったのでしょうね。で、ふんばっていたから、その
視線にも ついついちからが はいっちゃった。それを、その視線
を、じつは真横にいた運転者が気取った。ただそれだけのことなの
でしょう。
しかしですね、明るいかんじのバッタとちがって、このツユムシの
暗ーい視線。なぜだか気になってしまいましたよ[カナヘビやアシ
タカグモに餌として与えることも多いもので、その復讐にきたんじ
やないかともおもっちゃったり/こわっ]。
◎ で、信号で停車したときにウインドをあけて、この
ツユムシを 車から離すべく、数回・数度チャレンジ
してみたのですが、その度に車の中に跳ばずに歩いて
[巨人ふうに/笑]侵入してこようとする姿には なか
なかの迫力が ありました。
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