なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

王メイエンミステリー

2008-08-02 17:53:50 | Weblog
 先月の中頃だったろうか、自転車で通勤する途上、信号待ちで止まる時に気がついたのですが、ちょっとした道端の草むらに青い花が咲いていた。
 ツユクサです、、、この青い色が好きですね。
 道端で咲く花でカタバミやタンポポみたいに黄色の花、ヒメシオンのように白中心の花、紫蘇科の紫系の花が多い中で、ツユクサの青は目立つ気がします,,,
青色系統の花が好きなので私には目立つのかも知れません。
 丁度浴衣の地色にあいそうな感じがしますが、どうでしょうか。
 気をつけて見ると、割合道端のアチコチで咲いています。
 概ね「道端」が多いですね、空き地の草むらの真ん中ではなく。
  昔、私はこのツユクサが好きだったので、荒地から取ってきて家のプランターで育てたことがありましたが、家のものは「こんなところにまで雑草が入り込んできた」「これは管理する人の手入れが悪い」とばかり引き抜かれて捨てられてしまいました。
 その後、ツユクサの親戚のアオバナを入手してプランターに植えました。
 さすがに買って来た苗だけに、捨てられませんでしたが、結局は「なんだツユクサの仲間か」と言う具合に軽視?され、花が終わると引き抜かれて・・・引き抜かれても、そのプランターに時折水をやっていると翌年再生するのです。
 そういうことで引き抜かれること3度・・・今年は4度目の子孫です。
 野生のツユクサは咲いたのに、家のはどうしたのかと思っていたところ、先週辺りから花をつけ始め、今真っ盛りです。
 花は、野生種の3倍くらいの大きさ、西陣の下絵の染料に使うので花は毎朝摘むそうですが、家ではそういう目的は無いからそのまま。
 朝咲いて、夕方にはしおれてしまいますが、翌朝にはまた別の花がたくさん咲きます。
 人目を引くような派手さは無いのですが、どこか魅かれるところがある。
 今年は「花が終わっても絶対に引き抜かないでくれ」と言ってはありますが、さてどうなることやら・・・

 ところで今日は王メイエンの囲碁ミステリーツアーを読んでいる。
 先日来勤め先での昼休に読もうと思っていたのですが、鞄に入れ忘れたり・・・伸び伸びになっていました。
 この本は期待通りに面白いと感じました。
  いや、実は素人が簡単に面白いと言って良いか気が引けるところがあるのですが・・・
 内容が、非常に細部の込み入ったところが話題になっていたり・・・寝転んで週刊誌を読むような感じとは少し違う。
 棋譜がたくさん出てきますが、自分で碁盤に石を置いてみないと筆者の話の断片も分からないかも知れない・・・そういうところがあるのですが・・・でも面白く感じる。
 「メイ探偵」「幻庵」「小太郎」が耳赤の一局を題材に話が進む・・・こういう話の展開が好きです・・・細部のコウがらみのヨセまでを完全に理解できるわけではないのですが・・・でも素人なりに面白い。
 次の「読み」と「感覚」の話も、プロってそういうものかという感じだけれど面白い。
 素人がこれを読んだからと言ってすぐに役立つような本ではないのですが、「読もうとするか発想が感覚」とか「読みを打ち切る感覚」・・・そういう事なのかとは思う。
 大胆に言ってしまえば、少しは参考になるかも知れない(期待)・・・

 これまでの会話形式で解説する本では登場人物が「プロ棋士=著者」「師範あるいは師範代くらいの高段者」「4,5段の腕力の強い人」「2,3段の伸び盛りの若手」「初段前後の女性」などという役どころが多かったのですが、メイエン先生の話は探偵社なので筋立てが少し違う。
 会話仕立てなのが読みやすさの秘訣?なのか一気に半分まで行ってしまった。
 碁盤に並べなければ分からないところも多かったのだから、最低3回は往復しなくては・・・