なんとなく囲碁夜話

私は囲碁が好きだ。初めはなんとなく、ニアミスを繰り返し、深みに嵌ってしまった。

第三のオリンピック?

2008-08-27 16:00:34 | Weblog
 北京でオリンピックの閉会式があって二日後には選手団は続々と帰国してきます。
 私のような貧乏人からすると、せっかく行ったんだから観光などしてゆっくりしてくればいいのにと思うのだけれど・・・きっとこれは公務出張みたいなもので、「用務が終わったら直ちに帰国せよ」なんだろうな。
 帰国後の会見・インタビュー
 活躍した選手の裏話とかそれなりに楽しいですが、同じ映像を繰り返し流される傾向があって・・・それは個人的にはいらつく。
 それで、今回はアテネよりメダル数が減ったとか・・・あるいは期待通りに行かなかったということです。
 元々過大な期待、それもマスコミが景気良く煽った数字がいつの間にか期待値・最高にうまく行った時のMAXがあたかも予定数に摩り替わっていただけですから、これを下回るのは当然。
 それも選手にはプレッシャーでしょうね。
 どうしても出たい大会で、且つ少なくない税金が使われているわけで(実際にはここまで来るのに当事者の負担は大変だろうが)・・・周囲の過大な期待と励ましがあるはずで、個人の背中にたくさんの重荷がかかる・・・
 そして、大会二日後には「次のロンドンに向けての強化・・・」
  オリンピックに出れなかった人にとっては既にロンドンが始まっているのでしょうが・・・でも公式の発言でロンドンを聞くと”息つく暇も無い”感じです。
  燃え尽き症候群の予防にはなるかもしれない?・・・それに、今回期待通りにいかなかった人への”渇”?。
 確か、今回アテネに引き続きメダル獲得と言うケースが多かった。
 それは、その選手が強くて、この4年間の努力が実ったのだろうが、後に続く選手がどうなったのかと言う点で不安を感じるのでしょう・・・ましてや全体としては下がっているのですから。
 今や「アマチュアのスポーツの祭典」などとは口にするのも恥ずかしいわけで、プロと、ステートアマ、それに実態はプロみたいな人の大会になっているわけで、そういう意味では「オリンピックの成績向上」を目指すには国策が伴わなければならない・・・
 実情はそうなんですが、プロが国を代表して戦うなんて、私にはしっくり来ない。
 あるいは、オリンピックスタジアムはローマのコロセウムで、そこで剣闘士たちが大歓声の中で戦っている?
  いぜれにせよ、プロはその種目のプロであって個人の誇りと名誉は好いけれど、国の威信まで言うとなんだか白けます。
 もっとも全ての競技がそういう日の当たり方をしているものばかりでは無かったけれど・・・
 そういう大会を、2週間なんとなくTVで見ていた。

 北京では引き続きパラリンピックがありますね。
 こちらの方は私としては国どうこうよりも”個人”を感じます。
 車椅子バスケットみたいに国ごとのゲームもあるけれど、それでも国家と言うより”チーム名”みたいなものですね。
 (但し、こちらの方が社会・国の強力な後押しが必要なので、”後押しは必要・表には出るな”そんな感じです)

 そして、夢か幻か・・・北京で「知能オリンピック」があるような気がしていたのですが、、、それはどこかで読んだのか、ボーっとしながらかってに空想しただけかも知れない。
 空想なら空想でいけれど、せっかくだから?、こんなオリンピックがあったらいいなと言う「知能オリンピック」を。
 まずは何と言っても「囲碁」・歴史のある空前の面白いゲームですから
  ルールは開催国が選択しますから、中国開催なら中国ルールで、コミ7目半になりそう
 将棋も入りますね・・・この場合は開催国が決めても良い・・・例えば中国ならば中国将棋、日本ならば日本の将棋、中東やロシアならチェス。
 更に世界のどこかの知られていない将棋が提案されるかも知れない。
 これにサイコロを使ったゲーム・・・バックギャモンとか
 ペアゲームでコントラクトブリッジなどのカードゲーム。
 麻雀も候補の一つです。
  毛色が変わったところではロボットコンテスト
  あるいはプログラミングコンテスト
 ルービックキューブだとか綾取りコンテストとかも入るし、ビリヤードが入っても良いですね。

 さてさて、候補を眺めると、プロは勿論、裏の世界のプロもいそうな種目が多い・・・それなりに国の威信などより個人の成績になって欲しい・・・
 もっとも囲碁とかロボコンは”威信”を持ち出す人が居そうです。
  マア、威信は落ち目になっているので、失うものは無いとも言えるんだけれど・・・でも較べられるのを嫌がる人もいるかも知れません。
 だから初めから個人中心で。
 「プロを目指さないアマの大会」というのもあっても良いと思う。