勝負事というのは、どんなものでもともかく勝ちたいものです・・・普通は。
いろんな生活の場面での賭け事?
例えば次に向こうからやってくる車のナンバーの末尾の数字が偶数か奇数か・・・あるいは次に踏み切りを通過する貨物列車の車両の数が偶数か奇数か・・・いずれも丁半博打の変形ですが、テクニックも無ければ読みも無いタダの賭け事。
そういうものなら、1対1のジャンケンの方がもう少し頭を使うでしょう。
いずれにせよいろんなネタで賭け事をする・・・そんなことにまで賭けるなんてと思うものにまで。
もしかしたら人は本能的に賭け事が好きなんだろうし、賭けていなくても勝つことが好きですね。
一時やっていたTVCMで、通勤の人たちが先を争って歩く・・・公園の角などでショートカットして相手の前に出て、見えないところでいかにも嬉しそうにニヤッとする・・・相手を出し抜いて勝つことに喜びを感じるのですね。
勝ったからと言って誰も褒めてくれないし、ましてや何の褒美も出ないのに
ザル碁も似たようなものです。
賞金も出ないし生活がかかっているわけでもない・・・逆に言えば負けても一向に家族に迷惑はかけないのですが。
マア、多少不機嫌にはなりますが、分けも無く当り散らすなどということは無い・・・それだけ負けることに慣れていますから。
逆に勝てれば嬉しい。
勝ちたい、その為には強くなりたいと言うことの他に多少は”良い碁を打ちたい””良い碁を打てるようになりたい”もあるから、それなりに本を読んだり師匠に教わったり、人の碁を観戦したり、プロに教わったり。
「良い碁」と一言に言ってしまいましたがいろんな切り口があるとは思います。
例えば序盤からの組み立てなど、当然相手との相対的な関係があるから必ずしも思うようにはならないまでも、思い通りに近い進行で打てたか・・・
強弱・巧拙はあるにせよ、自分なりに精一杯打てたかどうか、、、凡ミスはやらなかったか。
相手との緊張感のある碁が打てたか・・・
それで結果が良ければ尚良いわけです。
そういう碁を打つに当たって、いや打とうとして基本的な心構えがある。
勝利を目指して打つのですが、まずは「勝利を目指す」という事が最低条件です。
勿論ルールの範囲内のことで、自分の持っている力を出すということで・・・
対局に当たっては最善・最強を目指す・・・マア「目指す」のです。
それが、自分にとっても相手に対しても最低のマナーだと信じている。
ですから上手に教わる時は勿論、多子局の白番でも同じこと・・・最強・最善を考える(置かせ碁で”ムリヤリ勝に行かない”と言うのは別)
ことさら言うまでも無く誰でも自然にやっていることでしょうが、それでも時として「オヤッ?」と思うこともあるのです。
対局しながら隣の対局ばかりに気を取られていたり・・・まるで自分の相手は眼中に無いという態度にも見える・・・
あるいは相手が打つと、すぐにポンと打ち返して・・・
そういう時「真面目にやってよ」とイラツクか「そういう相手には勝ち易い」と内心ほくそえむか・・・
私には前者の傾向が強いから、案外盤外作戦に引っかかり易い方だろう。
ともかく全力に近い形でプレイするのが勝負の前提です。
そういう意味では私の理解の範囲を越えている奇妙な碁がありました。
嘗てのザル仲間でNさんという方が居まして、この人に気が合うのかMさんが好敵手。
第三者的に見るとMさんはNさんに二つくらいのはずですが、両者のデスマッチではNさんの常先・・・マア両者の勝手ですが、これには分けがあることに後で気がつきました。
と言うのは・・・
序盤はたいていワンパターンの立ち上がり・・・人のことは言えませんが工夫とかを感じない。
そして、早い時期にNさんが優位に立つように思える。
それはそうでしょう、ハンデ違いですから。
でもこういうことは良くある、、、親しい間柄で多少の棋力は無視して常先というのはあることです。
でもそこからが、私の理解を越えていく。
私の性格では最強・最善を目指さなければいけないのですから、チャンスがあれば決めに行かなくては行けない。
きちんとした碁を打ちたいというか、勝利を目指してキチンと決めに行かなければかえって相手に失礼だと思う。
ところがNさんは「決め所」で敢えて急所を外す。
と言って自分が負けるように打つのではありませんが、勝負が長引く方向で打つ・・・つまり相手に「投げさせない」。
このためにMさんの常先らしい。
こういうときのMさんの心理も私には微妙に理解できない。
「生かさず殺さず」・・・これは勝負をするものに屈辱的だから・・・即投了だと思うのですが、延々と対局は続く。
要するにNさんにとってはMさんに最後まで打たせて数目勝つことを目指しているらしい。
ではMさんにとっては、、、
Nさんの意図を承知しつつ、最後に「数目」という結果を出させないことを目指しているらしい。
だから、終局して以外の大差でNさんが勝っても、意図を外したMさんの勝みたいな。
土日には両者の、こういう碁が何局も繰り返される・・・
こういう事に楽しさを感じるなんて私の理解を越えているし、マナーも絶対的なものでも無いらしい。
いろんな生活の場面での賭け事?
例えば次に向こうからやってくる車のナンバーの末尾の数字が偶数か奇数か・・・あるいは次に踏み切りを通過する貨物列車の車両の数が偶数か奇数か・・・いずれも丁半博打の変形ですが、テクニックも無ければ読みも無いタダの賭け事。
そういうものなら、1対1のジャンケンの方がもう少し頭を使うでしょう。
いずれにせよいろんなネタで賭け事をする・・・そんなことにまで賭けるなんてと思うものにまで。
もしかしたら人は本能的に賭け事が好きなんだろうし、賭けていなくても勝つことが好きですね。
一時やっていたTVCMで、通勤の人たちが先を争って歩く・・・公園の角などでショートカットして相手の前に出て、見えないところでいかにも嬉しそうにニヤッとする・・・相手を出し抜いて勝つことに喜びを感じるのですね。
勝ったからと言って誰も褒めてくれないし、ましてや何の褒美も出ないのに
ザル碁も似たようなものです。
賞金も出ないし生活がかかっているわけでもない・・・逆に言えば負けても一向に家族に迷惑はかけないのですが。
マア、多少不機嫌にはなりますが、分けも無く当り散らすなどということは無い・・・それだけ負けることに慣れていますから。
逆に勝てれば嬉しい。
勝ちたい、その為には強くなりたいと言うことの他に多少は”良い碁を打ちたい””良い碁を打てるようになりたい”もあるから、それなりに本を読んだり師匠に教わったり、人の碁を観戦したり、プロに教わったり。
「良い碁」と一言に言ってしまいましたがいろんな切り口があるとは思います。
例えば序盤からの組み立てなど、当然相手との相対的な関係があるから必ずしも思うようにはならないまでも、思い通りに近い進行で打てたか・・・
強弱・巧拙はあるにせよ、自分なりに精一杯打てたかどうか、、、凡ミスはやらなかったか。
相手との緊張感のある碁が打てたか・・・
それで結果が良ければ尚良いわけです。
そういう碁を打つに当たって、いや打とうとして基本的な心構えがある。
勝利を目指して打つのですが、まずは「勝利を目指す」という事が最低条件です。
勿論ルールの範囲内のことで、自分の持っている力を出すということで・・・
対局に当たっては最善・最強を目指す・・・マア「目指す」のです。
それが、自分にとっても相手に対しても最低のマナーだと信じている。
ですから上手に教わる時は勿論、多子局の白番でも同じこと・・・最強・最善を考える(置かせ碁で”ムリヤリ勝に行かない”と言うのは別)
ことさら言うまでも無く誰でも自然にやっていることでしょうが、それでも時として「オヤッ?」と思うこともあるのです。
対局しながら隣の対局ばかりに気を取られていたり・・・まるで自分の相手は眼中に無いという態度にも見える・・・
あるいは相手が打つと、すぐにポンと打ち返して・・・
そういう時「真面目にやってよ」とイラツクか「そういう相手には勝ち易い」と内心ほくそえむか・・・
私には前者の傾向が強いから、案外盤外作戦に引っかかり易い方だろう。
ともかく全力に近い形でプレイするのが勝負の前提です。
そういう意味では私の理解の範囲を越えている奇妙な碁がありました。
嘗てのザル仲間でNさんという方が居まして、この人に気が合うのかMさんが好敵手。
第三者的に見るとMさんはNさんに二つくらいのはずですが、両者のデスマッチではNさんの常先・・・マア両者の勝手ですが、これには分けがあることに後で気がつきました。
と言うのは・・・
序盤はたいていワンパターンの立ち上がり・・・人のことは言えませんが工夫とかを感じない。
そして、早い時期にNさんが優位に立つように思える。
それはそうでしょう、ハンデ違いですから。
でもこういうことは良くある、、、親しい間柄で多少の棋力は無視して常先というのはあることです。
でもそこからが、私の理解を越えていく。
私の性格では最強・最善を目指さなければいけないのですから、チャンスがあれば決めに行かなくては行けない。
きちんとした碁を打ちたいというか、勝利を目指してキチンと決めに行かなければかえって相手に失礼だと思う。
ところがNさんは「決め所」で敢えて急所を外す。
と言って自分が負けるように打つのではありませんが、勝負が長引く方向で打つ・・・つまり相手に「投げさせない」。
このためにMさんの常先らしい。
こういうときのMさんの心理も私には微妙に理解できない。
「生かさず殺さず」・・・これは勝負をするものに屈辱的だから・・・即投了だと思うのですが、延々と対局は続く。
要するにNさんにとってはMさんに最後まで打たせて数目勝つことを目指しているらしい。
ではMさんにとっては、、、
Nさんの意図を承知しつつ、最後に「数目」という結果を出させないことを目指しているらしい。
だから、終局して以外の大差でNさんが勝っても、意図を外したMさんの勝みたいな。
土日には両者の、こういう碁が何局も繰り返される・・・
こういう事に楽しさを感じるなんて私の理解を越えているし、マナーも絶対的なものでも無いらしい。