はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

ツァラトゥストラはかく語りき

2012-05-16 21:23:18 | book
 このタイトルに会ったのは、ニーチェの書でも、ヨハン・シュトラウスでもなく、キューブリック監督の、2001年宇宙の旅、が先でしたね。
 ま、ある意味、ヨハン・シュトラウスなんですけど。
 今日のは、ニーチェの方。
 何で今?な感じですが、ふらりと本屋に行った時、テキストのコーナーにありました。
 NHKさんの「100分de名著」という番組のテキストです。
 映画のあの曲が、そんなタイトルだと知った時、ツァラトゥストラさんは、一体なんて言ったんだろう? と思ったものでした。
 しかし、当時、哲学書の敷居は高かった
 今みたいな気の利いた?(くだけた?)訳本も無かったし。
 けれど今、これなら読める

 最近、というか、震災以降、ニーチェを読む人が増えているそうです。
 この本読んだら、その理由が分かった。
 自分を見失ってしまった時に、自分を見つける手だてになるんだね。
 教典とか神様の教えじゃなくて、人による生きるための指南書みたいな?
 なるほど、哲学って、そういうものなのか。
 一冊丸々共感する必要はなくて、その中の一行でも良い! と思えたら、それで十分。

 この、ツァラトゥストラちっくな本を読んで分かったことは、私みたいなのは、ニーチェに傾倒しやすいタイプらしいこと、生きるために必要な「頼ること」を学んでこなかったこと、私の人生の主役は私であること、とか。
 そして意外にも、この人生、もう一回丸ごと繰り返してもいいかも、と思っている事。
 ただバカなだけかもしれませんが
 読み物としては、とても面白かったです。 
コメント
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