心を持った生きたネジ

　近頃ちょいと話題になった、ボルトとナットですが。
　ええ、あの笹子トンネルの事故で。
　ところでボルトとネジの違いは？
　ナットと二人三脚なのがボルト、一人でも何とかなるのがネジ

　というわけで。
　はい、前略、道の上から、な感じです。
　信号待ちしてて、ふと下を見ると、そこに、ネジが。
　ああ、ネジだよと思い、タイトルのような言葉が浮かんだわけです。
　今日は、女王プロメシュームの台詞。
　銀河鉄道９９９ね
　機械の体をタダでくれる星へたどり着いた鉄郎に用意されていたのが、ネジです。
　うん、どんな体をタダでくれるかのは聞いてませんでしたね。
　原作では、自分でどの機械の体がいいか選べなかった鉄郎に、メノウさんが選びました。
　選定理由はすごいんですよ。
　意志が強く、簡単に折れたり抜けたりしない男だから、星の重要な部分を支えるネジに最適！
　めっちゃ評価高いよ、鉄郎。
　ネジだけどね
　でも、心を持った生きたネジな訳です。
　トンネルの天井板も、強い心を持ったネジで留められていたら、あんな事故は起きなかったかもね。

　とはいえ。
　今生きている人の中で、一体どれくらいの人がネジの体を用意されるのでしょう。
　まあ、大半は、命の火を抜き取られておしまいですかね