はーい、げんきです。

遠くにいる友達に私的トピックスの紹介。話題はその時その時いろいろ。

2F

2018-06-15 21:47:08 | daily
 花金!
 ですが、今日はお休みをもらって、福島へ。
 昨年春は1Fへお邪魔しましたが、今回は2F。
 福島第二原発へ視察へ行って参りました。
 第一の方はどえらいことになっていますので、何かあると報道されますが、第二の方はあまり見聞きしない様な気がします。
 当時のままだよ、と聞いたので、それならば、と、福島の皆さんと一緒です。
 折しも、廃炉が発表された翌日。
 
 お昼にみんなで訪れました。
 
 会議室で、震災当時の様子や、現状の説明を受けた後、施設の見学です。
 第一の時は、人が入れる所が少なかったので、ほとんどバスの中からの見学だったのでいろいろ簡単でしたが、こちらは人が入れる場所が多いので、管理区域ごとに手続きをします。
 まずは、海のそばにある、海水熱交換器建屋へ。
 原子炉を冷やすためのものですが、モーター、電源などが水没し、使用不可に。
 今は新しくなっていますが、見学用に電源が一台当時のまま残されていました。
 土をかぶった、というか、砂をかぶっていました。
 震災後は、電源室には水が入らない様に扉など変更されたそうです。

 それから4号機原子炉建屋へ。
 つなぎを着て、ヘルメット、ゴーグル、手袋などを装備して入ります。
 まず使用済み燃料プール。
 10m×10m×10m程の大きさだそうです。
 本当に、原子炉は水を大量に使いますね。

 そして、いよいよ原子炉格納容器の中へ!
 直接見ることはできませんが、原子炉の真下まで行きました。
 ちょうど昨夜、廃炉のニュースの中でこんな画を見たばかりでした。
 
 写真は撮れなかったので、これはネットで拾った写真ですが。
 壊れていなければ、ここまで人が入れるのです。

 約2時間、ゆっくりと、でも駆け足気味に、たくさんのものを見せていただきました。
 返却した線量計の数値は0。
 コントロールされていれば、これが普通です。
 最後に会議室に戻ってきて、質疑応答の時間がありました。
 廃炉の方針が出された直後だったので、質問の多くは廃炉に関するものでした。
 が、具体的な計画はこれからで、第一の方もあるし、と、現場の戸惑いが伝わってきました。
 ここまでなんとか維持してきたので、本当はもう一度稼働させたい、とおっしゃる方もいました。
 しかし現状は、燃料棒を保存するのが精一杯で、給排水設備を整備し、原子炉を運転できる状態まで持って行くのにまだ何年もかかるそうです。
 第2原発は1980年代の運転開始なので、もうすぐ40年経ちます。
 これから再稼働するための準備を始めても、完了する前に存続か廃炉か決めなければならなくなる、そんな事情もあって廃炉と明言したのかもしれないな、と思いました。
 いずれにせよ、まだこの先何十年も原発とのつきあいは続くのです。
 第一同様、機会があったらまたお邪魔したいと思います。
コメント
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