28℃か26℃か
昔はエアコンが無かったから大型の業務用扇風機だった。
エアコンが設置された当初は設定温度は決められていなかった。
それぞれの職場で勝手に設定していた、25℃くらいが多かった気がする。
でも日本の空調システムは26℃を基準に設計されているという。
その根拠は、エアコン」を発明したウィリス・キャリア氏の著作が元になっている。
1940年に出版された『Modern Air Conditioning, Heating and Ventilating』という著書で「外気温が32度のとき、室内温度は26度が望ましい」と記述されている事が元だ。
いつからか28℃になった、暑くて効果を感じなかった。
政府は「建築物における衛生的環境の確保に関する法律」(いわゆる「ビル管理法」)と「労働安全衛生法の事務所衛生基準規則」において、「ビル内の室温は通年で17~28度の範囲に保つべし」と定めた。
節電と省エネの産物だ。
道路の速度規制と同じで、100㎞出せる性能があるのに40㎞で走らなければならない。
正直40㎞で走っている車はいない。
ほとんど50㎞だ。
外気が35℃の時は28℃でも涼しく感じる。
因みにわが家はエアコンが無いので試しようがない。
28℃で大丈夫? ベストなエアコンの設定温度とは(R25)
冷房の28度設定は50年前の話が根拠なのか、或る実在に達しようとする努力の側(ネットロアをめぐる冒険)