敗者の気持ち
勝負事には敗者と勝者がいる。
オリンピックでも高校野球でも、校内運動会でもだ。
小学校の秋季大運動会では必ず徒競走があった。
足の遅い自分はほとんど最下位だった。
運動会が大嫌いだった。
田舎の小学生とオリンピック選手を比較するつもりは無いが、
楽しむなんて心境にはまったくなれなかった。
楽しむ心境は勝者のものだ。
惨めな気持ちと悔しさしか残らなかった。
なんとなくトラウマになった気がする。
勝者になるには敗者がいなければなれない。
ライバルがいるから強くなれる。
まさに「勝って驕らず負けて腐らず」だ。
リオ五輪、心がふるえた潔い「敗者」の言葉〜私たちが学ぶべきはこの姿勢ではないか がんばれ、ニッポン! 長谷川幸洋「ニュースの深層」(現代ビジネス [講談社])
福原や吉田… 敗れた姿に心動かされた五輪(日本経済新聞)