葵から菊へ&東京の戦争遺跡を歩く会The Tokyo War Memorial Walkers

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都選定歴史的建造物「旧小笠原伯爵邸」の説明板が見えない

2019年02月05日 | 歴史探訪<軍都新宿・市谷刑務所>

富士国際旅行社が、4月21日~23日に催行する「東京の戦争遺跡を訪ねる連続講座」の下見をしてきました。
23日は、新宿区平和マップで歩く「軍都・新宿の戦争遺跡」をガイドします。
都営地下鉄大江戸線若松河田駅改札口を出たところに、「東京都選定歴史的建造物・旧小笠原伯爵邸」がありますので見学ポイントにします。
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新宿区河田町10番10号
建設年 昭和2(1927)
設計者 曾禰中條建設事務所
構造・規模(地下)RC造2階
概要 スパニッシュスタイルで構成された外観は、スペイン瓦やタイルの装飾壁面などにより優美な雰囲気を醸し出している。喫煙室にはイスラム様式の装飾が施され、大理石モザイクタイル貼りの床、彩色漆喰彫刻の壁なども高く評価されている。
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建造物の説明板は「歴史的建造物の普及広報のため、都選定歴史的建造物に説明板を設置しています。」「標識は、景観重要建造物の所有者と協議の上、公衆の見やすい場所に設置するものとする。」と都の条例・規則で定められています。
ところが現場に行きましたら、大きなガーデンパーゴラのために説明板が見えません。
レストラン小笠原伯爵邸」に尋ねましたら、都生活文化局から「塀が老朽化しているので説明板に近寄れないようにして欲しい」と指示があったそうです。(注:建物の所有権者は東京都。所管は生活文化局)

歴史的建造物を所管している都市整備局の担当者から電話があり、「説明板がある建物から、庭園に行く場所に塀がある。老朽化して危険なので本年度中に改修工事が終了する。4月23日には説明板を見ることが出来ます。」ということでした。
新宿山ノ手七福神」の経王寺(大黒天)から厳島神社(弁財天)への通り道となっていますので、見学者が多い建物です。

尚、設計者のひとり中条精一郎の長女は、日本共産党議長宮本顕治夫人の宮本百合子です。







(了)







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