あきまさブログ

日々平安なれ

始末に困る人

2011-12-15 | 日記
クラブワールドカップのバルセロナ対アルサドを見ていました。
最後にボール支配率が紹介され72%と28%だったと言うが信じられない。
90と10と言われてもおかしくない。
バルセロナが圧倒的にボールを持っていたと思われる試合だった。
こんな強いチームの試合を日本で見られるなんて幸せなことだ。
前半終了の寸前にアルサドのフォワードがボールを運んであわや、という場面では観客の大きい拍手が出た。
家人もこういうところが日本人らしいと評価している。
他は全面的にバルセロナの華麗な技を見せてもらった。
メッシは確かに素晴らしい。
残念なのは感心ばかりして解説をしていない解説者でした。

藤原正彦「始末に困る人」読了。
週刊新潮に掲載している管見妄語の今年六月までの一年分でした。
西郷隆盛の言葉「命も要らず、名もいらず、官位も金も要らぬ人は始末に困るものなり。この始末に困る人ならでは、艱難を共にして国家の大業を成し得られぬなり。」を紹介し、出でよ「始末に困る人」と文中にあり本書名にも持って来ている。
この前段にあるのは次のとおり、
菅直人が財務大臣のとき委員会で「消費性向と乗数効果の違いを説明して欲しい」と問われて、財務官僚に説明を四回受けても理解できずに審議が留まったときがあった。
その後、菅は官僚寄りになって行った、
それはそれとして、例えば経済学者が大臣になったとしても景気が良くなるとは言えないことは承知している。
というのは、誰が出てきても何らかの利益代表としての立場を持っているから。
だから、国益を守りつつ、広い視点から国家を導く人が払底している、と嘆いての「始末に困る人」が出て欲しい、と言っている訳です。

今日は天気が良く暖かいという予報だったから山にでも出たかったけれどお休みでした。
一昨日の午前さまが身体に残っている感じ。
無理は禁物。
この前の富士山です。