あきまさブログ

日々平安なれ

山座同定(さんざどうてい)

2011-12-20 | 日記
服部文祥「百年前の山を旅する」読了。
この前、図書館に行ったとき「山」関係の書物のところにあって、おーあの人だ、と思って借りてきたもの。
情熱大陸だったと思うけれど、独特の山登りをしている人として放送された。
どういう内容だったか細かいことは忘れたけれど、山歩きをしながら魚を釣ったり鹿を撃って食料として歩き続ける、というイメージだった。
それからこの人の著した本を一冊読んだ。
この本は、昔の人が山に入ったのを振り返って、そのまま同じことをしてみようという企画。
もともと雑誌「岳人」の編集者なんだって。
田部重治なる日本で初の登山家らしい人が百年前に山登りしたときの装備で、同じく笹尾根を縦走する。
いでたちは、シャツ、股引、半纏、地下足袋、着ござ。
食料は、米、佃煮、豚肉、梅干。
なべは持って行くが焚き木はそこらから集めて燃やす。
読む分には面白いがロビンソンクルーソーに近い。
他に、奥秩父、北アルプス、さば街道等。
黒部の奥山廻りなるお武家が、加賀前田藩のとき領地把握のために山奥まで廻っていたのと同じルートを歩いてみる試みも実行した。
歩くと書くしかないけれど実際は道なき道ばかりのようだ。
本当にこの人は野生児だ。
私だって若かったら真似したい。

Aさんのお奨め、笹本稜平「還るべき場所」読み始めました。
分厚い。
まだほんの取っ掛かりだけれど面白そう。

今日は家人がお出掛けだから昼は外食。


何だったか、五色茶漬け、だったか?
鮭といくら、オクラ、山芋、卵焼きを載せたのをだし茶漬けで食す。
中々結構でした。
刺身定食がないと言われてお茶漬け。

昨日の高川山の地図です。

左中の「はつかり駅」から斜め右下に行って高川山975m、それから右へ行って「たのくら」駅、というルートでした。
右下に「九鬼」と見えそうになっていますが、この前三人で行った九鬼山です。
右上には「おおつき」駅が載ってます。

そして、これが九鬼山、ふもとにトンネルを貫いてリニアカーの実験線としています。


これは霜柱、笹が見えますが森林限界ではありません。


これはお向かいの三つ峠山。


これはお坊山、笹子雁ガ腹摺山に行ったとき廻った山です。


これは山座同定盤と向こうは富士山。


こんな面になっていて四方の見える山の名前を書いています。


富士山。