エリシュカ先生、たくさんの感動を有り難うございました。そして、お疲れ様でした。前回のドヴォルザーク「テ・デウム」が最後の共演であることは、分かっておりましたが、いま心の中の灯がひとつ、フッと消えたような寂しさに見舞われております。
ドヴォルザーク「スターバト・マーテル」は、わたしの大フィル合唱団との最初のお仕事でもあり、一生の記念、思い出となりました。あの温かく深い音楽がCDとして残されたことは、大きな歓びです。この歓喜の抱擁のあと、「次はヴェルディのレクイエムをやろう!」と力強く仰って頂いた声が今も耳に残っております。
エリシュカ先生、どうぞ安らかにお眠りください。そして、我々をいつまでもお見守りください。