ぱっちわーく

いろのぼけたぱっちわーくをひきずって
ちちは廊下を歩いていった
女の横顔かはなのでかい老女の顏かわからないような
騙し絵みたいなぱっちわーくをひきずって
ちちは廊下を歩いていった

だれがつくったのだろうか
ぱっちわーくをすてられなくて
むしがすんでいそうなぱっちわーく
すてられなくて
じぶんのからだにまきつけて

ちちは廊下を歩いていった
ちちは廊下を歩いていった

数

何度でも数えてみても数合わず　ひとはどこかでいなくなってた

ぷりんと

ぷりんとの遅くうごかし夜通しの作業続けし　朝がくるまで