大安吉日の家族 2023-09-13 21:48:37 | 詩小説 大安吉日であった本日 我々は家族のようなものから 紙の上での家族となった 我々には茅葺という純愛があった 文学に熱愛が 音楽に愛浴があるように 茅葺の屋根の下でねころびあい 茅のたましいとゆらゆらしながら 杉皮の面を作るのだ