こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

【発言できる雰囲気作り】

2017-10-31 20:03:29 | 勉強のやり方
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考を声に出す表現力、自分の言葉を文章する力をつける塾を目指しています。よろしくお願いいたします。
「こくご食堂」本日調理する食材は、[発言できる雰囲気作り]です。

以前に起業塾に通っていて、自分の事業計画のプレゼンテーションすることになりました。そこで、インターネットで他の方はどのようにプレゼンテーションしているか調べてみました。東京都初の民間校長先生になられた、藤原和弘さんのプレゼンテーションは素晴らしかったです。私が見たものでは、パワーポイントは使わず、ホワイトボード数枚に記入されたものを使用していました。そして一番印象に残ったことがあります。それは、参加している聴講者をグループ分けして、お題に上がったことについて意見交換をするというものでした。一度聴講者に話をしてもらってから、
「こういう席では、まず誰かが先陣を切って、馬鹿なことを言うのだよ。そうすると、場が和んで他のメンバーが意見を言いやすくなる。そして、そこからとてもいいアイディアが生まれる。」
本当にそうです。私は授業を進める時、必ず幼い頃の失敗談をします。本当に破天荒な子供だったので伝説は沢山あります。その話をすると、生徒達が先生も自分達と同じ子供の頃があって失敗しているのだと感じてくれます。失敗談をした後、とても大人しい生徒が、
「実は、私も先生とおなじことしたことあるの。」
と、とても小さい声で大胆な行動のカミングアウトをしてくれたことがありました。
「今度、みんなにも教えてあげてね。みんな喜ぶよ。」
と言うと、恥ずかしそうに微笑んでうなずいてくれました。その時、とても嬉しかったです。グループの授業では、どうしても元気なお子さんに注目があつまります。でも、大人しい生徒達も、心の中でいろんなことを言っています。その心の声を、聴きたいです。そして、みんなに話してほしいのです。その為には、大人しい生徒も元気な生徒もみんなが発言できる雰囲気作りをすることだと思っています。藤原先生のおっしゃることは、このことなのです。藤原先生の言う
「馬鹿なこと。」
を聴いて、みんなが笑えば、笑顔の共有をします。そこから、そんなくだらないことを言ってもいいのか、それなら、この意見は?と、みんなの脳内活動が活発になります。

子供達の絵画をみて、びっくりすることはないでしょうか?視点が違うのです。大人になると忘れてしまう感覚をたくさんもっています。来年創業する塾では、小さい意見でもみんなが言える、そして、みんなが人の意見に耳を傾ける、そんな授業をしていきたいです。


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