こくご食堂

小学生向けこくご塾を創業しました。[こくご]の楽しさを、様々な切り口から発信していきたいと思っています。

[大きなつづら?小さなつづら?]

2017-12-13 20:56:12 | 機械操作
はじめまして。2018年、川崎で小学生むけ[こくご]を中心とした塾を創業予定のamimです。思考・発表・文章にする・を柱に、ディベート・俳句アクティブラーニング・ビブリオ・ロールプレイングなどを取り込んだ授業をします。ブログは毎日更新しています。思ったこと・体験したことなどを文章にすることは、すべて「こくご」です。

「こくご食堂」本日調理する食材は、[大きなつづら?小さなつづら?]です。

「舌切り雀」のお話をご存じでしょうか?優しいお爺さんと、意地悪なお婆さんの夫婦がいました。ある日、怪我をした雀がやってきます。優しいお爺さんは手当をしてあげます。お爺さんが留守の間に、雀がお婆さんの作ったのりを食べてしまいます。お婆さんは怒って、雀の舌を切ります。お爺さんは雀を探しにいきます。探しだすと、すずめはお爺さんをもてなし、帰りに「大きいつづらか、小さいつづらか」とお土産を選ぶようにいいます。お爺さんは小さいつづらを選び、帰宅するとつづらの中からお宝がザクザク。意地悪お婆さんも同じことをしますが、「おおきなつづら」を選び、帰り道でつづらからでてきた妖怪に襲われるというお話。

昨日、人形町にいきました。すると、つづらのお店があるのです。私は、「大きいつづら、ちいさいつづら」と心でつぶやきました。本当に、「大きいつづらと、小さいつづら」がありました。

▲大きなつづら


▲中くらいのつづら


▲小さなつづら


中で職人さんがつづらを作っていました。勇気を出して
「すみません、つづらの写真を撮らせていただいてもよいでしょうか?」
職人の年配の男性は、
「いいですよ。」
と言ってくださいました。仕事中の男性にいろいろ質問をしてしまいました。
「つづらは、着物を入れるものですか?」
「通気性もいいし、とてもいいですよ。」
大きいものには着物を入れて、中くらいのものは着物の小物をいれるそうです。ひらべったいつづらには、手紙などをいれるそうです。小箱もあります。黒と朱と溜色があります。私は朱色に魅せられました。

工程は、この籠に

▲籠


和紙をはります。

▲右に白くみえるのが、和紙をはったつづら


▲職人さんが柿渋を塗っています

それから柿渋を塗ります。(伺った時は、この柿渋を塗っている最中でした。)最後に、漆を塗るそうです。天井にも、つづらが干してありました。家紋や名前を入れることもできます。
外国の方へのお土産には最適です。私も貯金をして、小物入れから集めてようと思います。日本にはまだ私の知らない素敵な文化がたくさんあります。このブログでも紹介していきたいと思います。人形町は、奥深い街です。

人形町 岩井つづら店


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