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名も無きねこに

睡眠薬を飲み、倦怠感越しに無力さについて 記録

2007-01-28 23:16:10 | わたし
クビになるという事実と、トライアルの課題が難しそうだという印象に支配された週末だった。

エージェンシーにはトライアルについていくつか質問を送った。
返答は直に来るだろうけれど、トライアルに取り組んで自分の翻訳力の低さを直視する羽目になるのが分かっていて、それで気が重い。

クビになる派遣先は、日本でも有数の繁華街だ。その華やかさも、わたしには透明な膜の向こうで繰り広げられる絵の中の世界だ。
Lass Selbstmitleid, dass hilft nicht. 以前ドイツの友人が言ってくれた言葉だけれど、そうではなく押し寄せてくる無力感の波に飲み込まれるのが、わたしには苦しいのだ。

体調も昨日今日は良くない。
疱疹は治まってきつつあるけれど、今日は咽の粘膜が痛い。
ソーダ水を飲むと一時的にチクチクした感じが無くなる。
微熱もありそうで体にも力が入らない。

昨日無理に出歩いたのはいけなかった。

家にいても、階下の認知症っぽい老婆が一日中大声や物音を立てるので、勉強にも身が入りにくく、居たたまれなくなって古本屋さんめぐりに出かけた。

やはり探して見てもベルトランの『ガスパール』は無い。
ついでに寄った隣町の図書館でも、運悪く貸し出し中のようだった。
岩波文庫ではなく、最近刊行された2000円ぐらいの版を探しても、大きな書店でも扱っていなかった。
『悪の華』は手元にあるんだから、こっちを読めばいいんだけど、これだけ探し回って無いとなると、かえって見つけたくもなる。
地元の図書館にはあるらしいんで、今の仕事が終わったら平日の昼間、ゆっくり図書館まで散歩して読書を楽しもう。
みじめな無職生活でも、それなりの楽しみ方はある。
それに甘んじていてこんな人間になってしまっているのは、自覚しているつもりだけれど、たまにはこころを休めたい。
わたしのこころなんだ。わたしが休めたいと思っても、それは不当な要求ではないだろう。
コメント
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