1時間近く、死体で舞台に転がってるって、
どんな芝居なんだと思われるでしょうが、
私にしては珍しい、サスペンスだったんですね。
落盤事故がおこって、
トンネルの中に、何台かの車が閉じ込められて、
という、いわゆる密閉空間サスペンス。
なもので、全員出ずっぱり。
そりゃそうですよね、
出られないというシチュエーションなんだから(笑)
なもので、結果的に、死んでもハケられず

なもので・・・、
その場にずっと死んでなきゃならなかったんです。
こういうサスペンスではお決まりの、
だんだん人が死んでいくパターンだったんですが、
物語の中盤、山場での、
ものすごくおいしいシーンで死ぬ役で、
そのおかげで、まぁ、舞台センターの、
やたらと目立つ所に安置されまして(笑)
シンドイなんのって!
そういえば(・・・と、突然の脱線

芝居での死に方って、
人それぞれに、やり方を編み出しているんでしょうが、
たぶん、
<みんな、こんな感じで死んでるんだろうな>
という共通項はあると思います。
あの、
死ぬ演技っていうと「ぐったり」って思いますよね。
体の力を抜いて、いかにも「ぐったり」って・・・。
ところが、それだと意外にうまくいかないんです。
(つづく)


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