望子のただいま稽古チュッ!

稽古、公演、プライベート
・・・オバサン役者、木村望子の日々。

舞台の裏のウラ話・その4

2011-11-04 11:12:08 | 舞台・ウラ話

寝るに寝られぬワケ。

・・・それは、このお芝居の内容でした。


このときの芝居が密閉空間サスペンスだった、
ということは、最初に書きました。

サスペンス・・・なんですね。

で、後半は、閉じ込められてパニックになった人間たちが、
その勢いでいろいろと諍いを起こし始めます。

まぁ、これもこういった話のお約束ですけど、

殴りあったり、というケンカのシーンが出てくるんです。

ケンカなんていうのは、当然、センターで繰り広げられます。
・・・で、私が死んでいるのもセンター。

つまり、私の真横で、
どったんばったん、くんずほぐれつの乱闘があるんです。


死んでいる私の顔の、まさに真横で!
何人もの靴が、ドタバタ、ドタバタ。

その振動や風が、顔にダイレクトに伝わってきて。


もう~~~~~っ!

恐いの恐くないのって!


それも1人は、役柄で安全靴を履いている!

こんなもんに顔をふんずけられたら、
顔の骨が折れちゃいます。


でも、タテマエは死体ですからね。
恐がるわけにはいかないんですが、

もう本気で死体がビビってる(笑)


その上、走り回るから、すごいほこり!
それもモロに顔にかかって、咳き込みそうになるし、
だんだん、腹が立ってきて、

人知れず、なぜか死体が怒ってる(笑)


そんなこんなで、
なんとか舞台で寝落ちることもなく、
無事に終わったのですが、

このときには、なんというか、
とても「不運な死体」がいまして・・・。


        (つづく)
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