バスに戻ったオバチャンたちの席から、
なんとも妙な臭いが・・・。
べったら漬だぁーーーーーー!!!
べったら漬って、食べるとあんなに美味しいのに、
なぜあんなに臭いが強いんでしょうね。
デパ地下で買って帰ったりすると、
何重にも袋に入れてもらっても、
電車の中で「うわ、ごめんなさい

と思うほどの臭気を発します。
それを、
彼女たちの話によると、10本!
それも、袋から出して、6人に分けている!
べったら漬の臭いが、バスの後ろから、
大波のごとく、どっぷーーんと前方の我々へ。
なんだか、髪やら顔にまで、
へばりついてきます。
「なにやら、車内に不思議な臭いが満ちてますね。
そろそろ片付けて頂けましたでしょうか?」
ガイドさんが、そんな前振りで、
また喋り始めたものの、
べったらに大盛り上がりのオバチャンたちに、
届こうはずもなく・・・。
車内は、騒がしさと臭いの、
二重苦となったのであります

我慢の時間が約20分。
次のお寺に到着して、やっと開放され
拝観前に、何はともあれ、心ゆくまで深呼吸!
だからね。
だから、細かいことは言いませんよ。
え~え、言いませんとも。
お寺の階段の下で写真を撮っているときに、

上からカメラに向かって降りてきてもね。
え~え、もう何も驚きません。
速攻、消去すれば済むことですから。
一瞬たりとも、あなたたちの姿は、
カメラには残しません!
お堂の真正面で記念撮影をするとかで、
全員揃うまで、場所を占領。
ほかの人間は誰も、
正面から仏像を見られなくても、
え~え、もう逆らいません。
別の場所を先に見てきます。
写真さえ撮れれば、
どうせ仏像は見やしないんですから、
あとでゆっくり拝みますよ。
楽しいながらも、
それなりにストレスフルな(笑)拝観を終えて、
バスに戻ると、
今度はオバチャンたちも、やっと、
定時にバスに戻ってきました。
「あー、ギリギリやったなぁ。
買えてよかったわ。ぎゃぎゃぎゃぎゃ」
(ちなみに、しつこいようですが、
この「ぎゃぎゃぎゃぎゃ」は笑い声です)
「時間きっかりやもんな。
ぎゃぎゃぎゃぎゃ」
時間を守って得意げな、オバチャンたちの手には、
それぞれ紙コップが・・・。
しかし、こんな山の中のお寺に行っても、
必ず食べ物を見つけてくる嗅覚には、
人間離れしたものを感じます。
この人たちは、どんな災害の時にも、
絶対に生き残るんだろうな・・・。
にぎやかさに頭が麻痺して、
ふと遠くの方に行っていたとき、
突然、ひときわ騒がしい叫び声が!
(つづく)
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