オバチャンたちの、あまりのうるささに、
全員、前方の席に避難。
やっとガイドさんの声が聞こえるようになって、
やっとやっと、最初のお寺に到着。
それぞれに拝観をして、
バスに戻って、さあ出発!
・・・が、
・・・静か・・・だ、な。
ということは・・・、
「ちょーっと待ってぇーーーーーー

ああ、やっぱり・・・(どよ~ん

窓から見ると、
駐車場への道をバタバタと、
しかし走るでもなく、歩いてくるオバチャンの集団が。
「置いてけよ!」
と誰かが言いましたが、
まさか、そうもいかず、
「ゴメンねー、遅れてー」
と、ドタドタとバスに乗り込んできました。
「もうっ、あわてたおかげで、
分けるもんも分けられへなんだわ」
(分けるものも分けられなかったわ)
なんじゃ?
遅れた自分たちは無関係で、
あわてさせられたと言いたいんか?

ううう、いやいや、
いちいち反応してちゃ、身がもたん。
「どないする~?」
「ここで分けたらええやん」
「そやな。そうしょか」
「えーと、あんたんとこ、人数多いから2本やな。
ええて、ええて(いいよ、いいよ)、
10本も買うたんやから、ぎゃぎゃぎゃぎゃ」
(ちなみに、最初に書いたとおり、
この「ぎゃぎゃぎゃぎゃ」は笑い声です)
ん? なにか分け始めたぞ。
やはり、ほかのお客さんも気になるんでしょう、
なんとなく、全員が聞いている気配。
そういえば、ガイドさんも喋ってないじゃん!(笑)
「ほら、袋にちゃぁんと入れな(入れなきゃ)」
「もう~、手についたやんか。
あはっ、ねぶったろ(なめてやろう)。
ぎゃぎゃぎゃ、あ、おいしいわ、これ」
「安かったなぁ。ええ買いもん(買い物)したで。
ぎゃぎゃぎゃぎゃ」
貧血がおきそうなほどのウルサさに、
車内がいよいよ、どよーんとしてくるうち、
・・・・・・・・?
・・・・・・・・??
・・・妙な臭い・・・・・
・・・・・・・・・・・・
べったら漬だぁーーーーーー!!!
(つづく)
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