1日遅れになりましたが、
さて、いきますよ~!
上手に入った役者が、
すぐに下手から現れたり、
舞台のそでに引っこんだ役者が、
すぐに客席から入ってきたり、
走り抜け、とか、走り込み、とか言われる動きなのですが、
裏では役者が猛ダッシュ!
裏が複雑な劇場では、
これが相当なプレッシャーになったりもします。
そして、小さいながらも、
「劇」小さんが、なかなかにダイナミックで、
いつも走り抜けがあると、
そのスピードを楽しみにしていたんですが(おいっ!)
ついについに、今回は、私が走り抜けをいたしましたっ!
絶対に、誰も気づいておられないでしょうが、
やったんです!
そしてこれを、私の目線の写真でお見せしたいと思います。
あ、といっても、ホントに走っているときは、
撮りませんよ。
んな、1秒を争うときに、
悠長にカメラを構えられるワケがないので。
千秋楽の朝、いつものように早めに楽屋に入って、
誰もいない劇場をぐるりと回って撮りました。
なぜにそこまで、と思うんですが、
ちょっと臨場感を味わって頂きたくて。
いろいろと、劇場の裏は面白いのです
ということで、スタートでございます!
お芝居は、
女郎宿に突然入ってきた人殺しと対峙するというシーンです。
→このときは、まだ舞台上で演技中。
斬り合いの隙を突いて下手へ逃げます。
→舞台上から下手のそでが見えます。
さぁ、そでに入った。
下手は入ってすぐ左が階段です。
明るいときはこんな感じ。
でも本番中は、こんな暗さ。
肉眼の方がまだ見えますが、それでも暗いです。
そんな階段を必死で降りると、ちょっと明るい!
これの左側が楽屋なのです。
楽屋に置くとかさばる小道具が置いてあります。
左に体を向けると、一段高くなったところに楽屋があります。
さぁ、楽屋に入った!
楽屋から1歩出たところが、小道具置き場。
楽屋からこのあたりのゴチャゴチャは、障害物競争のようです。
上↑ の写真で奥に見えている階段、これがロビーの階段です。
皆さまもお使いになる階段めがけてダッシュ!
階段を上がって~、
上がりきったところにあるのが、劇場の入り口。
そこから、そーっと覗くと、花道が!
タイミングを見計らって、ここから叫んで登場です。
「人殺しだよー、お逃げーっ」
今回は特に走り抜けが多くて、
計何人、走り込んだんだろう?
ほとんどが若い男性でしたから、
早いのなんのって!
階段でスタンバイしていたりすると、
私の目の前を、
もう~、疾風の如くにとんで行きました
それにひきかえ、
なんたってトロいオバサン。
階段が暗いし、ヨタヨタしか走れないんです。
一緒に走るのが、
イワシならぬイタチの清吉役の吉田さん。
他の疾風の走り抜けもやっていて、
まさに「お疲れ様」なのですが、
かたや疾風 かたやヨタヨタ
後ろで、あせっている気配を感じるんです。
でも走れない!
ごめんねー、と謝りながら、
でも自分の中では限界の速さで、
走り続けましたが・・・、
もうひとつ、あったんです、問題が!
そうよね~、当たり前よね~、
でも気づかなかったのよね~。
やってみなきゃ、わかんないものだわ~
(つづく)
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